ニュース3分LifeHacking:読売、朝日、日経の“フォーマット”を比較する新聞のリニューアルが続いている。文字を大きくし、場合によってはレイアウトを変更し、読みやすさを重視したという。ただ、文字を大きくすると紙面に書き込める文字数は減る。ストレージとしての“フォーマット”はどの新聞が優れているのだろうか。2008年04月10日 23時48分 更新
読売、朝日と新聞のリニューアルが続いている。いずれも読みやすさを重視し、文字を大きくし、場合によってはレイアウトを変更したという。ただ、文字を大きくすると紙面に書き込める文字数は減る。新聞紙をストレージに見立てると、あまり効率的とは言えなさそうだ。 ここで読売、朝日、日経の3紙の行数、段数、1段あたりの文字数を“フォーマット”として比較してみたい。
上記のページあたりの文字数(と全文字数)は、行数、段数、1段あたりの文字数(とページ数)を掛けたもの。実際には広告が入ったりするので、本当の文字数とは異なることを留意してほしい。いわば、ちょっとした思考実験である。
続いて、日本語は2バイトだから、文字数を2倍して、バイト数を求めてみる。
さらに1024で割ってメガバイト化する。
だいぶ身近な数字になってきた。読売新聞はだいたい700メガバイト。CD-ROM1枚分だ。そう言えば、CD-ROM1枚は朝刊1日分と言われていた気がする。しつこく1024で割って、ギガバイト化すると、こうなる。
最も容量を詰め込めたのは日経フォーマット。1ギガバイトを若干割り込むぐらいだった。意外だったのは最も容量が少なかった読売フォーマット。段数と1行あたりの文字数は朝日フォーマットとほとんど変わらなかったが、行数の違いが響いた。一方、1日あたりのギガバイト単価が最も安かったのは朝日フォーマット。日経フォーマットに比較して30円以上安かった。 ちなみに最近の最近ストレージや光ディスクなど記憶メディアを見てみると、
さすがにHDDやDVD-R、オンラインストレージのAmazon S3には勝てなかったが、USBフラッシュメモリには何とか勝てそうだ。こうしてみると意外と紙メディアも効率がいいのかもしれない。 関連記事
関連リンク[鷹木創,ITmedia] Copyright© 2008 ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 新着記事
@IT自分戦略研究所
|