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ページ更新時間:2008年4月11日(金) 06時49分

新保険証、各地で問合せ相次ぐ

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今月スタートした後期高齢者医療制度、お年寄り達から苦情や相談が相次いでいます。
後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りと、65歳以上の一部の障害者を対象にした新しい医療保険制度です。
対象のお年寄りは、これまでの国民健康保険や企業の健康保険から切り離され、新しい保険証を受け取ります。
保険料は所得に応じて算定され、月平均6000円前後。
これまでのように振り込みではなく、年金からの天引きという形で強制的に徴収されます。
すでに新しい保険証は、対象のお年寄りへ郵送されていて、今月からはその保険証で医療サービスを受けることになっています。
また、以前のように扶養家族に入り保険料の支払いが無かった人も、一律負担が発生、すでに年金天引きになっている介護保険と合わせると、1人平均1万円前後の保険料となり、急激な負担増への批判も出ています。
新制度が始まって1週間余り、事業を運営する各地の広域連合や自治体には連日、問い合わせが相次いでいます。
内容で一番多いのが保険証が届いてないという相談で、はがきサイズからカードサイズに代わり、保険証と判らず捨ててしまったと言う人もかなりいます。
また、高齢者からの問い合わせに加え、医療機関からは、保険証を持ってこないお年寄りの保険番号を照会する電話も多く寄せられています。
保険証を郵送する場合、確実に届くよう「転送不要」にしてあるため、住民票と違う場所に住む人は送り返され本人に届かないのも理由です。(10日17:10)