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【記者ブログ】日本はまだ沈黙ですか…〜中国の“チベット問題” 清水満 (1/2ページ)
欧州から米国・サンフランシスコ…。中国のチベットへの人権侵害問題に対する抗議行動として”聖火リレー”に禍が及んでいるが、事の発端はあくまでも”中国の長年にわたるチベット弾圧”なのだが…。
中国の姜瑜報道官は10日までに、ペロシ米下院議長がサンフランシスコでの聖火リレーに対する抗議運動を支持したとして「最低限の道徳も良心も完全に喪失している」と述べ、激しく非難した。
といった声明を出している。とにかく、自己の発することがすべて正論とする姿勢でいる。それが、たとえ他国の内政干渉となろうと…。しかし、他国からの批判は許さない、というこれまた徹底的な”非民主主義”の立場でいるからたまらない。
そんな中国に対して、本来なら隣人である日本は、毅然とした態度で国際ルールにのっとって、人権侵害など国際的非道に対しては、”意見”をすべきであるが、前日のもこのブログで書いたが、一向に埒があかないのがこの国のカジ取りしている人々である。
かつて日本の政治家は、国体を守るために毅然とした態度をとっていた。だからこそ、明治維新以降、飛躍的な発展を遂げて、そして戦後、敗戦したのにもかかわらず、再び隆起した経緯を持っている。そういえば、何かの本で読んだことがある。戦後の混乱期、時の総理だった吉田茂氏は、占領下にあった日本において『連合国軍最高指令官総司令部』(GHQ)のマッカーサーと対面した折、こう話した、という。