【北京・浦松丈二】中国外務省の姜瑜副報道局長は10日の定例会見でダライ・ラマの日本立ち寄りについて「反中国、祖国分裂、破壊勢力の活動を容認、支持しないよう関係国に希望する」と述べた。日中関係への影響には言及しなかった。
また、ダライ・ラマが会見で支持者に暴力停止を呼びかけたことには「彼が唱える平和、非暴力の言論はすべて、世を欺き、人を惑わすためのうそだ」と主張した。
一方、ペロシ米下院議長がサンフランシスコでの聖火リレーに反対する声明を出したことに関しては「聖火リレーの妨害、破壊を公然と扇動し、最低限の道徳と良識を完全に失った」と批判した。
世界各地で妨害を受けている聖火リレーについては「続ける。どんな勢力も止められない」とした。
毎日新聞 2008年4月10日 21時39分