兵庫県加東市の女性(54)がスーパーで購入したペットボトル入りのお茶を飲んだ後に気分が悪くなり、病院に搬送されていたことが7日、分かった。女性は入院治療を受けているが、命に別条はないという。県警社署が鑑定した結果、飲料から除草剤グリホサート系化合物が検出された。何者かが店舗で混入した可能性があるとみて、傷害と威力業務妨害容疑で捜査を始めた。調べや県生活衛生課によると、このお茶は日本コカ・コーラ社製のペットボトル入り「爽健美茶」(500ミリリットル)。
女性は加東市内のスーパーで今月3日か4日ごろに購入。6日午後3時すぎ、自宅に置いてあったのを散歩中に一、二口飲み、その後口に含んで味の異変に気付き、吐き出した。
同日夕、自宅に戻ってから気分が悪くなった。家族らに連れられ、西脇市内の市立病院に入院。激しい嘔吐(おうと)が続いたという。同病院が県警に通報した。
女性はボトルのふたが緩んでいたか覚えていないという。同署は販売したスーパーから防犯カメラの映像の提供を受け、不審な人物が映っていないか調べを進める。
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