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JR中央線、11日始発から通常運転へ 影響50万人

2008年04月10日19時28分

 10日午前6時半ごろ、JR国分寺駅(東京都国分寺市)近くにあるJR東日本の変電所で、漏電遮断器などが焼ける火事が起き、中央線快速は午前8時前から約7時間にわたって運転を見合わせた。混乱は終電まで続き、約50万人に影響した。11日は始発から通常運転する見通しだ。

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JR国分寺駅近くの火災の影響で立ち往生する中央線の車両から降りる乗客ら=東京都国立市中(前田史人さん提供)

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JR新宿駅では駅員が利用客の問い合わせなど対応に追われた=10日午前9時14分、小林正明撮影

 当初、東京―甲府間で運転を見合わせた。午前11時に高尾―甲府間で運転が再開されたが、東京―高尾間の再開は午後3時までずれ込んだ。再開後も列車本数を通常の約4割に減らして運行した。

 消火活動のため、JR東日本は立川―武蔵境間の送電を停止。この区間で計約2万人の乗客を乗せた5本の電車が立ち往生した。2万人のうち約8千人は約2時間20分、車内に閉じこめられた。係員の誘導で乗客は最寄り駅まで歩き、6人が体調不良を訴えて病院に運ばれた。

 JR東日本によると、火事は漏電が原因とみられる。変電所の漏電遮断器(ブレーカー)と、変電所に隣接する通信機器室の信号通信ケーブルなどが焼けていた。遮断器が作動せずに焼け、漏れた電気が制御ケーブルなどを伝って通信ケーブルを焼いたらしい。また、近くのマンションの地下配電盤も焼けたが、同社によると、漏電した電気が地面などを伝って別の建物にある配電盤に悪影響を与えた可能性があるという。

 国土交通省関東運輸局(横浜市)は10日夕、JR東日本に対し、原因究明と再発防止の徹底を求める警告文書を出した。

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