【北京・浦松丈二】新華社通信などによると、中国公安省は10日、中国西部・新疆ウイグル自治区のテロ組織2グループを摘発、45人を拘束したと発表した。メンバーはイスラム系独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動」から送り込まれ、北京五輪の選手誘拐や爆弾テロ、食品を使ったテロなどを計画していたとしている。
公安当局は今年1月4日から11日にかけて、最初のグループのメンバー10人を拘束、爆弾18個、爆薬4キロや「聖戦」を呼びかける宣伝物などを押収した。
さらに3月26日から4月6日にかけ五輪選手や外国人記者、観客らの誘拐を計画していた別のグループのメンバー35人を拘束した。
その後の捜査で一部メンバーはテロの対象として北京や上海のホテル、政府ビル、軍施設の監視も命じられており、遠隔操作爆弾や毒薬の投入機器のテストも終えていたことが分かったという。
武和平報道官は「彼らは五輪を破壊するため、北京と上海で5月からテロを始める計画だった」と語った。
毎日新聞 2008年4月10日 20時11分