上映中止や政治圧力に抗議 「靖国」で映画監督らドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映問題をめぐり、ジャーナリストや映画監督らが10日、「上映中止や政治圧力に抗議する」とした記者会見を参院議員会館で開いた。 靖国を撮影した李纓監督は、有村治子参院議員が出演者の「靖国刀」を作り続ける刀匠から事情を聴き「出演シーンの削除を希望している」と主張していることについて、「作品が成立できないよう働き掛けているとしか理解できない」と懸念を表明。 映画の内容について、ジャーナリスト田原総一朗さんは「隠し撮りをせず、ナレーションも入っていない。偏向とか反日と決めつけるのは間違い」と評価。上映中止については「映画館の親会社が問題になっては困ると考えた」と強調した。 「靖国」に文化庁の所管法人から助成金が出ている点を国会議員が問題視していることについて、映画監督の是枝裕和さんは「第三者機関で審査する助成金の使い道に、税金のチェックだと言って政治家が口を挟むのはおかしい」と話した。 |
【共同通信】 |
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