仙台市も天引きミス 後期高齢者医療で対象外108人から徴収

 75歳以上を対象に1日始まった後期高齢者医療制度で仙台市が、今月は保険料徴収の対象外の108人について、15日支給の年金から誤って天引きする手続きをしていたことが10日、分かった。一人当たり8万3300円―1900円、総額は83万9000円に上る。

 激変緩和措置として、社会保険などの被用者保険加入者は7月、その被扶養者は10月に天引きが始まる予定だったが、市が2007年10月、老人医療費の受給者証の医療保険情報を十分に確認せず、既存のデータをそのまま社会保険庁に送ったことが原因とみられる。

 社会保険庁は仙台市を含めた全国の自治体から集約したデータを既に各金融機関へ送っていることから、修正は間に合わず、年金からの天引きを止めることができない。市は徴収対象外の市民を確定でき次第、直接訪問して謝罪し、誤って徴収した額を返還する。

 保険料徴収の対象外の人から誤って天引きする手続きミスが名取市で発覚したのを受け、仙台市は同様のケースがないかどうかをチェックし、ミスが判明した。
2008年04月10日木曜日

宮城

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