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【政治】

山岡氏の電話問題聴取延期 両院議運委員長、混乱を懸念

2008年4月10日 17時52分

 衆院の笹川尭、参院の西岡武夫両議院運営委員長は10日、国会内で会談し、日銀副総裁候補だった渡辺博史前財務省財務官に事前に電話して反対方針を伝えたとされる民主党の山岡賢次国対委員長への同日の事情聴取を延期することで合意した。聴取のめどは立っていない。自民党はこの問題で追及姿勢を強めており、民主党との間で駆け引きが続きそうだ。

 笹川、西岡両氏は10日午後の衆参両院合同代表者会議で山岡氏から事実関係を直接確認し、事態収拾を図る考えだった。しかし自民党が厳しく追及する構えを見せる中で開会すれば、自民、民主両党の対立が先鋭化して議会運営に影響を与えかねないと判断し、延期を決めた。

 笹川氏は国会内で記者団に「合同会議には職権もないが、山岡氏に出席をお願いしていた。問題を追及するなら政治倫理審査会もある」と述べ、合同会議は真相究明の場として適当ではないとの認識を示した。

(共同)
 

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