転職、就職に関心を持つオタク層をターゲットに、就職ガイド「ボク達のハローワーク 萌え職業案内所」(ビデオ出版)が出版された。声優からネットトレーダー、内閣総理大臣まで62職種を“萌え系”のイラスト付きで分かりやすく解説。「脱ニートを目指そう」と呼び掛けている。四六判148ページ、オールカラーで1500円。
同書は、「働くことに興味はあるが一歩踏み出せない」「転職してみたいけど機会がない」というオタク層を意識した編集で、ゲームになぞらえて職業を「ジョブ」とし、就職・転職を「ジョブチェンジ」と呼び、その際に必要な能力や得られる報酬などを「ステータス」として、「体力」「将来性」「収入」など8項目で分析。さらに、就職に必要な資格の取得方法やメリット・デメリットを解説している
職種は、「誰もが知っている」「アキバ系になじみがある」「その職に就くのが非常に難しい」などの基準で分類し、ユニークなものを選んだ。警察官などの公務員や、アニメーターやフィギュアの原型師などのクリエーターや技術職など通常の職種に加え、「みこ」や「よう兵」、ネット上でニートの隠語として使われている「自宅警備員」といった特殊な“職業”も紹介している。同社では「いろいろな職業を知ってもらい、就職や転職のきっかけにしてもらえれば」としている。【立山夏行】
2008年2月21日