ここから本文エリア 三田市民病院 6/2に25〜30床を再開2008年04月08日 三田市の竹内英昭市長は7日、看護師不足のために閉鎖している市民病院の病床48床のうち25〜30床を6月2日から再開すると発表した。県立柏原病院(丹波市柏原町)の看護師15人を同院に在籍のままで三田市民病院へ派遣する協定が結べたという。市民病院はほかに5月1日付で看護師3人を採用予定で、今の人員とあわせて看護師が総計226人になることから、部分的な再開のめどがたったという。 同市民病院の許可病床は300床。しかし、医師・看護師不足のために昨年4月から48床減らしてきた。看護師を確保できれば再開できることから、竹内市長は医師や事務局などとともに各方面へ働きかけてきた。関係者が今年2月、柏原病院の診療規模縮小で配置換えになった看護師がバスで県立尼崎病院へ通勤していると聞き、柏原病院と派遣協議をしてきたという。派遣の期間は当面、2年間。この再開で年間約2億円程度の収支改善になるとされる。 市民病院の看護師定数は230人。226人を確保できるとあとわずかにみえる。だが、佐野博志・院長は「産休などで現在15人が休んでおり、全面再開のためには240人ぐらいの看護師が必要で、なお流動的だ」とした。 これとは別に、4月から糖尿病やホルモン異常などを専門にする女性内科医ら計4人が着任した。内科と外科の医師各2人という。整形外科と皮膚科の医師が各2人、3月末で減ったので総計の正規医師数は38人と増減はない。 糖尿病などを専門とする女性医師は、外国留学し診療経験も豊富といい、佐野院長は「今より一層、きめ細かな手術や治療ができるようになる」と話した。 マイタウン兵庫
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