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ここから本文エリア 県内の自殺率ワースト2位2008年04月03日 県内の昨年1〜10月の人口10万人あたりの自殺率は29・1人に上り、全国ワースト2位だったことが、厚生労働省の人口動態統計で明らかになった。この間の、県内の自殺者は332人で、06年(361人)を上回るペースで増えている。 調査によると、332人は昨年同期比で35人増。自殺率も29・1人(昨年同期比3・2ポイント増)に上がった。ワースト1位は秋田県の32・4人。 自殺者は男性が237人(同41人増)で女性が95人(6人減)と、男性の伸びが目立つ。年齢別では中高年の主に男性で急増しており、50代男性が70人(同21人増)、女性が24人(同11人増)、70歳以上の男性が55人(同16人増)だった。 県障害福祉課によると、背景にはうつ病を患う人が増えたことが考えられ、男性は要因として仕事上の悩みなどがあるという。県は今月から「自殺ゼロ」プロジェクト推進事業や、相談窓口のホームページ「こころ安心・相談ネット」の開設などの自殺防止対策を積極的に進める。 県内の自殺率は06年に全国ワースト5位となり、97年に初めて年間300人を突破。以来、ここ10年間の自殺率は全国でワースト3〜7位と高く推移している。同課の黒木健司主幹は「自殺対策に特効薬はない。うつ病は早期に治療すれば治るという意識を広めていきたい」と話した。 マイタウン宮崎
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