米・サンフランシスコで聖火リレー 抗議活動に備えスタート直前にルートを半分に短縮
北京オリンピックの聖火リレーが、日本時間10日午前6時現在、アメリカ・サンフランシスコで行われている。
沿道には、聖火リレーを歓迎する市民と、チベット問題にからみ抗議活動を行う人々が詰めかけ、すでに衝突が起きていて、緊迫した雰囲気となっている。
聖火リレーが始まる前には、聖火リレーに反対するグループと歓迎するグループの間で、衝突が起きた。
聖火リレーは、日本時間午前5時半ごろスタートしたが、開始前から、沿道には数千人の市民らが集まり、小競り合いが発生し、少なくとも1人が身柄を拘束された。
警察当局は、水上警備班や爆発物処理班など数百人を動員し、警戒にあたっているが、地元当局によると、14歳の少女を含む3人の聖火ランナーが、安全面を理由に参加を辞退したという。
また、6,000人以上が抗議活動に加わると予想されているため、スタート直前になって、ルートがおよそ10kmから半分に短縮され、聖火は警備上の理由などから、2人のランナーが運ぶことになった。
こうした中、北京の次のオリンピックを開催するイギリスのブラウン首相が、北京オリンピックの開会式を欠席すると発表した。
閉会式には出席する予定。
(04/10 06:14)