船井電機はオランダの電機大手フィリップスから北米の液晶テレビ事業を取得する方向で最終調整に入った。9月をメドに「フィリップス」ブランドの使用権を譲り受けフィリップス製品の販売を開始。将来は船井が開発・生産する液晶テレビを同ブランドで発売する。フィリップスは段階的に北米事業を縮小する見通し。薄型テレビを巡り、世界の有力メーカーを巻き込んだ再編が加速しそうだ。
フィリップス事業の取得により船井の北米での液晶テレビ販売台数は2007年のほぼ2倍の年約330万台、金額ベースのシェアは約3%から約10%に高まる見通し。船井は売上高に応じてフィリップスにブランド使用料を支払う。(07:00)