2008-04-09 歴史修正主義者lovelovedog氏の愚行の顛末
lovelovedog氏(別名:愛・蔵太、旧名:ホソキン、★まゆみ、細田)のはてなキーワードへの攻撃の顛末(歴史修正主義者lovelovedog氏の愚行)
2008年4月8日現在、lovelovedog氏がキーワード編集をやめ、掲示板での議論を完全な敗北のまま放棄し、自分のブログでも多くの方のコメントを拒否した。これにより彼は自分の間違いを受動的な形で認め、この件が一応終了したと思うので、後で事の始終を知りたい方の為に記録するものです。
<事件の概要>
はてなキーワード「集団自決」に関して集団自決がどのように日本軍に強いられたものかを書いたabesinzouの記述(2007年11月15日)に対し、lovelovedog氏はまるで文科省のようにその殆どの部分にイチャモンをつけ削除した。このため編集合戦が始まり他のキーワードに広がりながら約3ヶ月続いた。あきらめたabesinzouははてなリング「歴史修正主義に反対します」のメンバーに協力を呼びかけた(2008年3月25日)。D_Amon氏により議論のための掲示板が作成され、多くの人が参加し議論が行われたがlovelovedog氏は自分の主張の正当性をまったく説明できないまま掲示板での議論から逃亡した(2008年3月28日)。彼は自分のブログで掲示板での議論を皮肉る記事をいくつも書き、更には沖縄戦に関して同様に挑発的な記事を書いたが、メンバーは基本的には挑発に乗らず無視したため、lovelovedog氏はついに沈黙した。(2008年4月8日)
<目次>
1.キーワードの編集経緯
2.キーワード編集の何が争われたか
3.lovelovedog対他者の論争経緯
4.abesinzouの考え方
5.最後に
<経過詳細>
1.キーワードの編集経緯
争われたキーワード:「集団自決」「富山真順」「歴史修正主義」「頭が悪い」
○キーワード「集団自決」
は現在2個存在する。これはlovelovedogが挑発用に同名のキーワードを作成したためで、一時期はなんと!5つあった
(A)(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%bd%b8%c3%c4%bc%ab%b7%e8?kid=203830)
2007/03/30 kechack氏が作成
2007/11/15 11:18:55 abesinzouが集団自決が日本軍の強制であったことが明確であるように詳しい内容に書き換える
これに対しlovelovedogによる攻撃が以降しつように続く(1ヶ月)
2007/12/03 16:38:26 id:buyobuyo氏がlovelovedogの攻撃を防ぐため出典を一部補正する形で修正(内容は実質的にabesinzou版と同じ)した。これ以降このまま安定する、この版が安定したのは別の(B)が存在したためと思われる。
2008/03/26 12:59:30 K416氏が細部を修正、今に至る。
(B)(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%bd%b8%c3%c4%bc%ab%b7%e8?kid=221855)
2007/11/20 lovelovedogが上記での争いでの挑発のために作成
2007/11/20 即日、abesinzouが上記(A)と同じになるよう修正、
これ以降lovelovedogによる攻撃がしつように続く(3ヶ月)、
2008/03/26 12:17:09 K416氏が呼びかけを受けてlovelovedog版を全面的に直し集団自決への軍の強制が明確になる形で修正、これ以降、今に至る。
○キーワード「富山真順」
(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c9%d9%bb%b3%bf%bf%bd%e7?kid=222002)
2007/11/22 09:55:15 lovelovedogがキーワード「集団自決」での争いを種に自分のブログを宣伝する形で作成
2007/11/25 23:51:19 abesinzouが富山真順氏の朝日新聞でのインタビューを追記し、より詳しく彼が兵事主任であり軍の自決命令を伝えた事を明確にする形で編集
これ以降lovelovedogによる攻撃が続く、lovelovedogは遊び半分に同名キーワードを作成し一時期は2つ存在した
2008/04/01 00:24:37 abesinzou版により安定
○キーワード「歴史修正主義」
(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%ce%f2%bb%cb%bd%a4%c0%b5%bc%e7%b5%c1)
2004/10/20 hotsuma氏が作成
2007/12/01 以降、lovelovedogはキーワード「集団自決」での争いを種に、挑発のためこの中でキーワード「集団自決」を参照するように編集した
2007/12/01 23:31:18 abesinzouは対抗する形で、『歴史修正主義には「集団自決」が軍の強制ではないとする主張を含む』という形に書き加える
これ以降lovelovedogによる攻撃が続く、一時期は2つ存在し、その中でlovelovedogは個人中傷的なことを書いていた
2008/03/22 09:09:16 D_Amon氏がlovelovedog版を修正して、今に到る
○キーワード「頭が悪い」
(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c6%ac%a4%ac%b0%ad%a4%a4)
2008/03/16 17:53:13 lovelovedogがabesinzouを中傷するために作成『id:abesinzou氏が自分の日記の中で使う中傷語。』と書いた
2008/03/16 18:38:13 abesinzouは『キーワードは個人的な中傷の為に使ってはいけない』として削除するように変更した
2008/03/16 即日、lovelovedogによる復帰と、遊び半分の編集が続く
これに対しabesinzouは削除、または空白化を要求した
2008/03/24 12:07:55 id:ktuo2002氏が中傷部分を削除して今に到る
2.キーワード編集の何が争われたか
結果的にたくさんの項目がいじられたが基本的には争点は以下だろう。
1「集団自決」が軍の強制であった事
2「富山真順」は兵事主任であり、軍の住民への自決せよという命令を伝えた事
abesinzouが上記をキーワードに詳細に書いたのに対し、lovelovedogはそれを削除しただけであり自分でそれに代わるもの、相反する事柄を書いた訳ではない。こうした削除のみの形の検閲/歴史修正主義的作業は、2007年3月明らかになった文科省の歴史教科書への邪な検定とまったく同じである。彼ら歴史修正主義者が記述の削除(簡単化)だけで満足するのは、「集団自決」という言葉の慣性を期待したもので、ただ住民が集団自決したと書けば知識のない一般人は、それが住民の自発的な意思によるものだと、自動的に解釈すると期待しているからである。従って歴史の事実を正しく伝えるためには、それが日本軍の強制であったことを付け加える事が大変重要になるのである。
この中でabesinzouは特にチビチリガマでは小さな子どもまで死に、それを政府編集の歴史書では自分の意思だとしている実態や、1945年8月の時点で既に住民が、日本軍のデマにより自決する羽目になったのであり、日本軍に対し相当な反感を抱いていた事を書き加えた。これらは一般的にはあまり知られていないことだが、関係者の証言を聞いた方には容易に理解できることでしょう。
兵事主任が軍の命令を伝えたか否かについては、富山真順氏のインタビューがありそれを沖縄戦研究者が自分の研究の中で伝えている。lovelovedogはそれだけでは不十分として、削除し、なおかつ自分の曖昧な疑問にすぎないブログを引用していた。
これら両者の具体的な記載は以下を参照されたい。
abesinzouのキーワード「集団自決」記載内容
集団による自害。狭義では沖縄戦など、太平洋戦争での民間人の強制集団死。
「集団自決」という言葉は戦後使用されはじめたもので、当時は玉砕と言っていた。現在ではその実態が字句と異なるので<強制集団死>あるいは<集団死>、または括弧づけで表記されることが多い。現在2008年度教科書に反映される専門家の見解が公開されている林博史(関東学院大学)の文科省への回答書
<日本軍の強制であるのかについて>
自決とは元来軍人が自ら責任をとって死ぬことであり、沖縄戦でいう「集団自決」では自分で判断できようもない14歳以下の子どもも多く死んでいる(注1)。当時、住民は米軍に捕まればむごたらしく殺されると、日本軍から教え込まれたが、実際に捕まった時にはまったくそのような事はなく、日本軍(友軍と呼んだ)に騙された、日本軍に死に追い込まれた、という認識がすぐに広まった。また玉砕せよと訓話をし、手榴弾を渡した当の日本軍指揮官が、実際には投降したことも、大きな怒りと認識の転換をもたらした(注2)。こうした事から戦後早くに編集された聞き取り記録(1950年「鉄の暴風」)でも、日本軍に命令されたという書き方になっており、その後も体験者の認識はそうした点で一致している。
戦後この点に関する専門家の研究では、(1)皇民化教育により住民が死ぬことに抵抗がなかった全体的な状況がまず重視された、しかしその後研究が進み(2)住民全員を死ぬまで戦闘に協力させる沖縄軍全体の方針(「軍官民共生共死の一体化」という言葉で表現されている)があり、日本軍が最後の瞬間まで住民を利用する方針だったこと、(3)米軍が迫ったら「死になさい」という具体的・直接的な日本軍による訓示が広く行われ、米軍に捕まれば女は陵辱された上で殺され、男は目や鼻を削ぐなど凄惨なやり方で全員殺されるというデマの教え込みがあったこと、(4)実際に米軍が上陸した時には日本軍管理下の手榴弾の手渡しなどを行っていること、などから段階的・具体的に軍による強制がなければおきなかった事態と考えられている。
また軍による強制であることは、軍が同居していない場合は住民は死んでいないケースとの比較などからも具体的に指摘されている。石原昌家氏や林博史氏などが指摘するのは、本島の「チビチリガマ」では退役軍人(在郷軍人とよばれる高齢の軍隊経験者)と従軍看護婦経験者の先導で集団自決が行われ、逆にすぐ近くの「シムクガマ」では英語のできる住民の先導により集団自決は起こらなかったことからよく理解できると解説している。
文科省は、2006年の教科書検定において、教科書の沖縄戦の集団自決に関して「日本軍に強いられた」という趣旨を書いた教科書7点すべてを「誤った理解をする恐れがある」として修正意見をつけ、各社は「集団自決に追い込まれた」などと軍の強制を削除した。(沖縄タイムス2007年3月31日(土) 朝刊 27面 ほか)文科省は判断基準を変えた理由を(1)慶良間諸島で自決を命じたと言われてきた元軍人やその遺族が05年、名誉棄損を訴えて訴訟を起こしている(2)近年の研究では、強制はなかったというのが主流である――などの状況からと説明している。
それに対し沖縄戦の専門家らは、(1)係争中の裁判での片方の主張のみを教科書の記述の参考にするのは間違っている(2)軍の強制を否定する学説はない、とその姿勢を厳しく批判している。、特に軍の強制を否定する学説については、研究者である林博史氏が「ない」と述べている。
またこうした「集団自決」という事件が沖縄戦における日本軍による住民殺害の一つの現れであり、久米島での虐殺事件などで知られている、スパイ容疑で住民を軍がなんの裁判もなく殺す、いわゆる沖縄戦での住民虐殺と同じ原因だと考えられている。
注記1
例えば「チビチリガマ」の死者の1/3は14歳以下であり、実際的な事実として幼児なども親などにより無理心中させられている。しかし「援護法」の認定により14才以下の子どもも「集団自決」で死んだと認定されており、国(防衛庁)による公的な記録ではこれら子どもも「戦闘協力者」と分類し、防衛庁は彼ら幼児が、日本軍兵士の憂いを除くため自ら愛国的精神で死んだ、とその戦史に記している。「集団自決」という言葉が括弧づけで使われる理由の一端がここにあろう。
注記2
慶良間島では、米軍に捕まったら死になさいと訓示した梅沢隊長は、住民が集団自決した後1ヶ月以上も、その任務である特攻をすることもなく自陣に籠もり続け、ついに自決することもなく米軍に投降した。あまつさえ食料事情のよくない中、太った「慰安婦」を連れて投降した。かつて友軍と呼び自分たちを守ってくれると思っていた住民はその姿に石を投げつけた。つまり1945年8月の段階で住民には、本来玉砕する必要はなかったし、日本軍が嘘を教え裏切ったことは明らかだった。米軍が壕を包囲した時、それ以前に保護された住民が自決せず投降するよう呼びかける事が多く行われたが、日本軍はそれを「スパイだ」として殺害した。集団自決がおきる上で、日本軍による嘘の情報と、投降しようとすれば逆に日本軍に殺されかねないという状況があり、住民にとって体験的に日本軍により追い込まれたものであることははっきりしていた。
<参考リンク>
→文科省の検定意見書の実物「沖縄戦の実態について、誤解するおそれのある表現」
lovelovedogのキーワード「集団自決」記載内容
abesinzouのキーワード「富山真順」記載内容
旧名新城真順。沖縄戦時に渡嘉敷村の<兵事主任>だった人物で、「集団自決」の命令を受けたと証言している人物。
「兵事主任」は軍の命令を民間人に伝える、きわめて重要な人物であると、沖縄戦史研究家は説明している。兵事主任が重要な役職であることは、例えば2007年8月5日NHKで放送された「NHKアーカイブス・村を変えた246枚の召集令状・NHKスペシャル赤紙が来た村〜誰がなぜ戦場へ送られたのか〜」などが参考になる。兵事主任は本来、召集業務(召集令状を誰に出すか決め、配付する)を行う役人であるが、沖縄戦においては、それに加えて、現地軍指揮官と相談して軍が現地で防衛隊の召集する人数や対象者を決め、軍と民間人をつなぐ役目をおった。更に、陣地構築など軍の作業に現地住民を協力させる上での連絡役となった。
こうした経緯から、「集団自決」の命令伝達においても、兵事主任から自決命令がくるのは自然であったし、それが軍の命令であることは、住民には自明のこととして受け取られた。
なお、曽野綾子がその著書「ある神話の背景」で、渡嘉敷島での住民へ取材をした際には、富山真順には話を聞いていないことが、1990年代の家永教科書裁判での証人尋問で明らかになっている。曽野綾子は島に10日程度滞在した取材を元に住民への自決命令は確認できないと書いたが、最も重要な人物には取材していないことになる。
<「私は自決命令を受けました」富山真順さんへのインタビュー>
出典:朝日新聞1988年6月16日(夕刊)、1945年当時の渡嘉敷村の兵事主任・富山(新城)真順さんへの取材から。見出し:軍の自決命令 私は聞いた〜渡嘉敷島の「住民集団死」・当時の役場兵事主任ら証言〜呼集し手榴弾配る・まず攻撃、残る一個で…
陸軍を負傷で除隊した富山さんは、1942年(昭和17年)、郷里渡嘉敷村(当時の人口約1300人)の役場に入った。軍隊に詳しいので、翌年、兵事主任に任命される。徴兵のための兵籍簿の管理、予備役兵の定期点呼、出征兵士の身上調査など、村の軍関係事務のすべてを担当する重いポストだった。
(中略)
富山真順は言う「島がやられる2、3日前だったから、恐らく3月20日ごろだったか。青年たちをすぐ集めろ、と近くの国民学校にいた軍から命令が来た」「中隊にいる、俗に兵器軍曹と呼ばれる下士官。その人が兵隊二人に手榴弾の木箱を一つずつ担がせて役場へ来たさ」
少年たちへ、一人2個ずつ手榴弾を配ってから兵器軍曹は命令した。「いいか、敵に遭遇したら、1個で攻撃せよ。捕虜となる恐れがあるときは、残る1個で自決せよ」。一兵たりとも捕虜になってはならない、と軍曹は言った。
43年後の今になって、なぜ初めてこの証言を?富山さんは答えた。「玉砕場のことなどは何度も話してきた。しかし、あの玉砕が、軍の命令でも強制でもなかったなどと、今になって言われようとは夢にも思わなかった。当時の役場職員で生きているのは、もうわたし一人。知れきったことのつもりだったが、あらためて証言しておこうと思った」
lovelovedogのキーワード「富山真順」記載内容
沖縄戦時に渡嘉敷村の兵事主任だった人物で、「集団自決」の命令があったと主張している人物。
「兵事主任」は「軍の命令を民間人に伝える、きわめて重要な人物」と、沖縄戦史研究家の安仁屋政昭は主張しているが、そのような事実は確認できず、また安仁屋政昭氏とその周辺の研究者以外からもそのような事実は確認されていない。googleで検索しても、戦史的に重要な役割を果たしたと思われる兵事主任は「富山真順」氏以外に存在しない。
参考テキスト:「兵事主任」ってそんなに「重要な役割」なのか?
軍の命令を伝えるのは「村長」もしくはそれに準じる役職の人間であり、「兵事主任を兼任している助役」(座間味村の「宮里盛秀」氏など)である。
3.lovelovedog対他者の論争経緯
(1)よびかけ
2008年3月21日、abesinnzouはこのままではキーワードを守りきれないと判断したため、ブログ「はてなに対する歴史修正主義者の攻撃に一緒に対抗してください」を作成し、はてなリング「歴史修正主義に反対します」のメンバーへトラックバックと以下のコメントを送った。
はてなりんぐ「歴史修正主義に反対します」の皆さんにコメントしています。
即座にD_Amon氏により議論のための掲示板「歴史修正主義とは何か」(http://norevisionism.g.hatena.ne.jp/bbs/2)が作成された(2008/03/22 00:07)。
(2)掲示板での議論
私の知らない間に掲示板「歴史修正主義とは何か」での議論はどんどん進んだようだ。当初lovelovedogは相手を愚弄したい欲求を満足できるだろうと、大喜びでどんどん書いたように見える。このため私が気づいたときには既に、id:hokusyu氏が実際的で冷静なコメントを書き、おおまかな議論が見えていた。lovelovedog氏は複数の相手にさも優勢なつもりで書いていたため私は論点を狭く絞る事が大事と考え、以下のような質問だけにした。
<掲示板でのabesinzouの質問>
(http://norevisionism.g.hatena.ne.jp/bbs/2/11)(2008/03/23 02:12)
「lovelovedog氏に尋ねたい事はたくさんあるが、私以外の人のために、あえて非常に絞って尋ねます。
あなた自身が「安仁屋政昭教授が兵事主任が命令を伝達したとしている」と書いていると思う。安仁屋政昭氏は、歴史学者であり、沖縄戦の専門家です。あなたはその記述をなぜ否定するのですか?なぜ安仁屋政昭氏より、自分の勝手な想像(それは伝聞だから信用できない)を優先するのですか?
そういう判断は日本の社会はしないと思う(文科省でさえ”表面上”はしていません)。即ちある歴史的事実について、公の場でそれをどう記述するか(共有すべき記述)は、専門家の意見が通常採用されます。あなたはなぜその専門家の意見を否定するのですか?」
しかしlovelovedog氏はこの私の最初の質問にさえ結局答えなかった。その中で出てきたのが
「そんなことはどうでもいい」(http://norevisionism.g.hatena.ne.jp/bbs/2/32)
相手の論点に真面目に対応する気のまったくない返答に私は驚いたし、同時にこの議論は終ったと感じた。なので私は
「lovelovedogさん、あんた何様?」
とし繰り返し同じ問いを発しました。
「もう一度問う、あなたはなぜ日本社会のルール:ある事物についてはその分野の専門家の意見を尊重する、に従わないのか?」(http://norevisionism.g.hatena.ne.jp/bbs/2/43)
この後もlovelovedog氏は他の論者へも同じようにまったく真面目に応答せず、彼がキーワード編集を行った理由「兵事主任が軍の命令を受けたとなぜ言えるのか?」について実質的には何も提示しないまま、そして彼が答えるべきたくさんの宿題を残したまま議論をやめると自分のブログで宣言しました。そのため私は彼の逃走を彼自身に確認させるため、宿題をまとめた記事を書きました。
「lovelovedog君は以下に答えるべきだ」http://d.hatena.ne.jp/abesinzou/20080328
D_Amon氏、hokusyu氏、Apeman氏、anemone-osakana氏、ni0615氏、nagaikazu(永井和)氏など、私以外の方はより直接的に、兵事主任が当事全国にあった一般的な仕事であり、そう呼ばれた例がたくさんあることを示してくれたと思います。又最初のhokusyu氏の議論は独自研究というウィキペディアの概念を使ってlovelovedog氏の思考方法がおかしい事を示してくれたと思いますし、これは私が質問した「専門家の意見をなぜ尊重しないのか?」と内容的には同じだと思います。
(3)愛・蔵太氏のブログの様子
lovelovedog氏は、実は2005年ころから沖縄戦集団自決に関心を持ち、2006年9月8日からは「ある神話の背景」を書いた曽野綾子と批判された沖縄タイムズ記者との議論を自力で数10ページにもおよぶテキスト入力を行っています。このテキストは一般的には知られていないもので沖縄戦への彼の関心と知識は非常に高いというべきです。彼はそのブログの中で安仁屋教授の裁判での意見書も引用していますが、これは沖縄戦「集団自決」が軍の強制であることを非常に明確に実証的に説明したもので、こうした資料を読んでいながらキーワード「集団自決」を非常に原始的な状態に止めようとした彼の意図は、文科省と同じ意図(悪意)を内包したものだと思います。
簡単に言えば、lovelovedog氏は2005年の早い時期から集団自決について詳しい知識を持ち、専門家が集団自決とは軍の強制であるとしているのを知りながら、わざと兵事主任という小さな部分で異議を唱える事で「集団自決」に関してキーワードを荒らした、と私は推測しています。
私とのキーワードの編集合戦が始まってからも愛・蔵太は何回もそれをネタに記事を書いていますが勿論私と話し合おうなどという姿勢はありません。また掲示板での議論が始まってからもいくつもブログを書いていますが、兵事主任に関する彼の疑問や、彼のキーワード編集を正当化するものは一つもありません。それらは沖縄戦に関するものですが、掲示板での論点をはずれたもので、タイトルだけを見れば何か新しい事実を指摘したかに見えるかもしれませんが、実際には何も新しいものはありません。彼がこの時期にこうしたブログを書いた動機は、挑発により自分のブログに議論相手を集め、怒らせ、自分を非難させて、その上で「僕ちゃんは何も悪い所はないのに悪口を言う人がいルウ」として、逆に非難して楽しむためだったと推測します。しかし実際には、誰も挑発にのりませんでした。
私はこれらのブログに対しては、以下のようにあくまで掲示板での議論に戻るよう、呼びかけるだけでした。なぜなら、いつ削除や拒否にあうかもしれない彼のブログの上では議論は不可能であり、上記の挑発を警戒したからです。lovelovedog氏はそれにじれたらしく「abesinzouは同じことしかコメントしない事」を理由に私がコメントするのをシステムを使って拒否しました。
<私abesinzouの彼へのコメント欄での呼びかけ>
abesinzou 2008/03/29 23:48(彼の4/1ブログのコメント欄にて)
lovelovedogさん、集団自決について他人と意見交換をしたいのら、専用の掲示板が用意されているのでそちらに書いていただけませんか?そこならあなたが望めばいくらでも、納得がいくまで回答が得られると思いますよ。加えて私が既にお知らせしたように、あなたにはそこで答えるべき宿題がいくつもあります。
こうした状況で、集団自決に関して他人のブログのあてこすりをするなんて、結局「開かれた場所での議論に負けたから」自分の穴蔵で、憂さ晴らしをしていると思われても仕方がないのでは?今の状況でこんなことをするなんて、もしかして「頭が悪い」と誰かに書かれても不思議ではないのでは?自分は「頭は悪くない」と述べているあなた、プライドの高いあなたなら、そういうありもしない(が、でてきても不思議のない)疑惑を晴らすべきではありませんか?
是非、議論の場で意見を述べ他者からの質問に答えてください。
議論の場(既にlovelovedog氏も発言してる):http://norevisionism.g.hatena.ne.jp/bbs/2
lovelovedog氏の宿題:http://d.hatena.ne.jp/abesinzou/20080328
以上です
4.abesinzouの考え方
本件に関して以下の点で疑問を持たれた方も多いと思います。
(1)私が、なぜキーワード「集団自決」を守ることにこだわったか、
(2)なぜ編集合戦開始初期に愛・蔵太と話し合おうとしなかったのか、
(3)なぜ多くの人間にキーワード編集に参加するよう呼びかけたか、
(4)なぜlovelovedog氏を厳しく批判し、頭が悪いなどと非難したか、
これについては、今までのブログや他の方のコメント欄で少しずつ明らかにしてきましたし、上記までの経緯の中でも少しずつ書きました。それなので、ごく簡単に理由を書きます。
(1)沖縄戦の正しい歴史認識のために、はてなキーワードはネット上での露出度が高く、宣伝・教育効果が高いからです。この点で最も効果が高いのはウィキペディアでしょうが、Googleに頼った場合はてなキーワードはそれにつぐ高い参照度合いを持つと思われるからです。
(2)通常の相手であれば話し合ったと思います。しかし私は編集合戦開始以前から愛・蔵太氏が沖縄戦に異様な関心があり、かつ偏った記事を書いていることを知っていましたので、懐疑的でした。また編集合戦開始以降に彼が書いたブログの内容はそれを裏付けるものでした。またウィキペディアと異なり話しあう場所もありませんでした。そしてD_Amon氏が作成した掲示板での彼の様子はそれを裏付けてくれました。
(3)3ヶ月にわたる編集合戦の中で、私が理解したのははてなキーワードの場合、話合いで論理的に相手に納得させても、実際には相手の編集を阻止する方法はないことです。ネットシステム「はてなダイアリー」にはそうした細かい機能はなく、結局キーワードは利用者(はてな市民)の模擬的な民主主義によって定まると判断したからです。即ち最も大事なのはネット上においても民主主義であるという事です。
(4)私も呼びかけまではlovelovedog氏について詳しくは知りませんでした。しかしその後の情報収集の結果、彼が白泉社の雑誌編集者細田均氏であり、今も以前のネット上の名前を変えない事で実際には自分の意図により、実名でネット上で活動している事を知ったからです。これは2chなどで匿名で妄言を書くことより、より下劣で非難されるべきことです。彼はこの点で社会的責任を負うべきです。
加えてApeman氏との論争を読めば、彼が2006年ころから既にかなり年季の入った歴史修正主義者であることも明確です(付記1)
また彼の1990年ころからの10年以上のネット上の行動を知れば、それが一貫して他人を貶すことにだけ楽しみを見出す人間であることも確かだからです。(付記2)
5.最後に
最後に、掲示板での議論に参加して下さった方々に感謝したいと思います。またキーワードを実際に編集していただいたid:K416氏にも感謝したいと思います。そして何よりはてなリング「歴史修正主義に反対します」を作成し、私の呼びかけに即応して掲示板を作成、キーワード編集にも参加いただいたid:D_Amon氏には特に感謝したい、このリングがなければネット上の民主主義なども実際には実現不可能であったと思います。
おそらく、この件に参加したいと思いながら様子を見ていた方、更に上記のように何らかの形で参加した方の中にも、私abesinzouのやり方や論調に反感や不快感を覚えた方もいるでしょう。それらの方には、まず不快感を与えた事をお詫びしたいと思います。ただそれらは上記のような私の意図と動機によるものであり、上記で書いたような目的のためであった事を理解いただきたいのです。とは言うものの、不快は不快であり各人が感じたものは実際その通りだとは思います。その点は目的の為の過程であり、どうぞご容赦いただきたいとお願いしたいと思います。
====================
付記1:Apeman氏は下記のように書いている
『私の評価は次の通りです。問題の発端は『文藝春秋』に対するサイモン・ウィーゼンタール・センターの抗議の背後に「焚きつけている人たち(団体)」がいる、とlovelovedog氏が示唆したことです。彼は当事者に問い合わせることもせず、SWCに協力している日本人についての「ネット」上の情報だけをもとに、『文藝春秋』の記事の趣旨が歪められてSWCに伝わった、日本人が抗議を「煽った」としたのです。その際、彼は抗議の対象となった記事と抗議文(『文藝春秋』に翻訳が掲載された)とを照らし合わせるという作業すらしていません。自分にとって好都合な“事実”は実に安易に認定し、都合の悪い“事実”に対しては不可知論・懐疑主義を盾に異様に高いハードルを設定する手法、人格攻撃の手法に至るまで今回の事例とそっくりである、と思います。』
(http://d.hatena.ne.jp/iteau/20080331/p1のコメント欄にて)
付記2:細田均氏の過去の行動:http://web.archive.org/web/20021014100333/nanjy.tripod.co.jp/jasui.html[要エンコード変換]
その他:http://www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/hondana/hondana970824.htm
PPP 2008/04/10 03:40 素晴らしいまとめに、感服のひとことです。
いちいちまともに相手をするのが面倒であり、かつ、それを見越して活動するこのようなタイプの人に対して、abesinzouさんの一連の対処の仕方は、極めて有効かつ適切なもので、心から感謝申し上げます。