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渋滞30%緩和へ交通量予測導入・都内8区間、08年度から

 東京都と警視庁などは9日、都内の道路で混雑が常態化している8区間について、今後8年間で渋滞を30%減らすことなどを柱とする中期計画「ハイパースムーズ作戦」を発表した。交差点の交通量を予測し信号を瞬時に制御できる新たなシステムを今年度から導入する。

 8区間は環八通りの多摩美大前―環八井の頭間や靖国通りの専大前―緑3丁目間、目白通りの西落合1丁目―江戸川橋間など。

 現行の信号制御は、交差点付近に配置した車両感知器で交通量を測り、データを警視庁の交通管制センターに集めて処理、各信号の青信号の長さを決める仕組みで、処理時間に4―5分かかる。新システムでは、交差点の手前500メートル程度に感知器を設置。車両が交差点に到着するまでの間に交通量を予測するため信号の制御がしやすく、急激な交通量の変化にも対応できる。まず来年2月に靖国通りに設置する。(13:38)

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