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「髪の毛入っている」とコーヒー店恐喝、女子大生起訴

忠清道では「異物混入」と飲料メーカーに1000万円要求

 コーヒー専門店や菓子店で商品に頭髪が入っていたなどと言いがかりをつけ、インターネットに書き込むなどとと脅迫し、商品や金品を脅し取ったとして、ソウル中央地検は8日、恐喝罪で女子大生(25)を在宅起訴した。

 調べによると、被告の女子大生は昨年12月、ソウル市内のスターバックスの店舗でサンドイッチを購入し、いったん店外に出た後、店内に戻り、「頭髪が入っていた。弁償しないとインターネットに書き込みを行い、韓国消費者院に通報する」などと店員を脅迫した疑い。被告はサンドイッチの代金4200ウォン(約440円)の払い戻しを受けた上、飲料交換券1万2800ウォン(約1350円)相当をだまし取った。

 被告はソウル市内の菓子店でもちを買った際にも同じ手法で3万2000ウォン(約3370円)相当の菓子をだまし取るなど、昨年12月だけで5回にわたり犯行を繰り返したが、菓子店からの通報で警察に逮捕された。

 一方、忠清地方警察庁広域捜査隊は8日、清涼飲料水に異物を混入させた上で、マスコミに告発するなどとメーカーを脅迫し、金銭を脅し取ろうとしたとして、会社員(38)の逮捕状を申請した。

 容疑者は先月31日午前、忠清北道永同郡の農協駐車場で市販の清涼飲料水にプラスチック製のひもを混入させ、製造元のメーカーに通報。同日夜に大田市内のビアホールでメーカー社員(46)と会い、「1億ウォン(約1050万円)を払わなければマスコミにばらす」と迫るなど、3回にわたり脅迫を重ねた疑い。

 メーカー側は「生産過程で絶対にそんな異物が混入するはずはない。作り話で金銭を要求しているようだ」と警察に通報。警察が容疑者を追及したところ、犯行を自供した。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

清州=劉泰鍾(ユ・テジョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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