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対立する指定暴力団・道仁会と抗争を繰り広げていた指定暴力団・九州誠道会の会長が警視庁に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました。九州誠道会の会長、村神長二郎こと朴植晩容疑者(55)は、8日午後、潜伏していた茨城県内のアパートで逮捕されました。朴容疑者は先月16日、東京・墨田区のホテルから「時間を過ぎてもチェックアウトしない客がいる」と通報されました。そして、警察署に採取された尿を鑑定した結果、覚せい剤を使用した疑いが持たれましたが行方をくらましたため、全国に指名手配されていました。九州誠道会はおととし、道仁会から分裂して激しい抗争状態に入り、道仁会の会長が射殺されるなど双方の組織であわせて6人の死者が出ています。さらに去年11月には、佐賀県武雄市の病院で組員と間違われた入院患者が射殺されています。