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PCB含む変圧器・蓄電池の処理、燃焼温度を下げ低コスト化
  環境省は、未処理のまま保管されている低濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む変圧器や蓄電池の処理を、従来より燃焼温度を下げるなど低コストで促進していく方針を決めた。
 処理できる施設を増やして、全国で約120万台とみられる機器の処理を、PCB処理特別措置法が期限を定める2016年までに終えたい考えだ。処理場の周辺住民の反対も懸念されることから、同省は、処理に関するガイドライン(指針)を作成して住民への十分な説明を徹底し、理解を求める。
 PCBは有害性があるため、1974年に製造や輸入が禁止された。変圧器などの絶縁油などに混入した数十ppm(ppmは100万分の1)の低濃度PCBは、1100度以上で燃やせば無害化できるが、処理施設数の少なさや住民の反対の懸念からほとんどが未処理のまま保管されている。そのため同省は、燃焼温度が850度か、機器を丸ごと焼く方法でも安全に処理ができることを確認。処理を加速していくことを決めた。
- 読売新聞 [04/09(水) 12:19]
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