2008年3月22日(土)
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かちまいWEB版

卒業旅行をPRするパンフレット。各社とも人気は国内旅行(近畿日本ツーリスト帯広支店。金野和彦撮影)




今年の主力は国内
卒業旅行シーズン

原油高 「割高感」で海外を敬遠?
TDL、沖縄が人気
円高進行で問い合わせも


 卒業旅行シーズンを迎えた。十勝管内からはグループ、家族単位で東京ディズニーランド(TDL)や沖縄へ向かう国内旅行が主流。海外旅行は燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)加算の割高感もあって敬遠されがちだ。一方、円高に伴う動きでは、現地での円高差益を期待する一部の予約者から、プラン変更の問い合わせが少しずつ増えてきている。(道下恵次)

 旅の便利屋(帯広市西19南4)は東京ディズニーランド2泊3日、沖縄3泊4日が売れ筋で、卒業旅行は国内が中心。海外旅行は動きが鈍く、「旅行代金のほかに別途支払う燃油サーチャージ(ハワイ2万5000円など)が原油高騰の影響で高いため利用者の割高感につながっているのでは」とみる。

 近畿日本ツーリスト帯広支店(同市西3南10)では、3月からゴールデンウイークに掛け、グループや家族単位による沖縄旅行の予約が目立つ。このほか、ディズニーランドや九州旅行も人気。海外旅行も韓国や台湾、ハワイの需要は落ちていないものの、国内旅行にやや押され気味だ。

 1ドル90円台に突入した円高に絡んでは、特にドル安の影響があるハワイやアメリカ本土への旅行に関し、「既に旅行予約している人がパックのミールクーポン(食券)を、現地オプションに替えるといった問い合わせが増え始めている」という。旅行費用を抑え、現地でドル安還元を狙う動きが早くも出ている。

 JTB北海道帯広支店(同市西2南11)は「今のところ(円高の)動きはないが、ツアー料金が大きく改定される秋以降から直接的な影響が出てくるのではないか」とみている。

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