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シリーズでお伝えしている一本桜、きょうは、北九州市と筑豊盆地に連なる福智山の中腹にある「虎尾桜」です。
美しい花を咲かせたのは、地元の人たちの努力でした。
杉林に囲まれた山のなかで、ひっそりと姿を見せる「虎尾桜」。
樹齢600年、福岡県下最大のエドヒガンです。
枝の先が細くなって上を向いている姿が、虎の尻尾に似ていることから、この名前が付きました。
北九州市と筑豊盆地に連なる福智山地の主峰、福智山の中腹にその姿はあります。
登山道を歩くこと、およそ30分。
緑の木々の間から鮮やかなピンクの桜が目に入ってきます。
「虎尾桜」が発見されたのは、今から20年前、その姿は枯れ果てていました。
発見されてから2年後。
地元の有志によって桜の治療、保存が進められ、今では毎年、花を咲かせるまで回復しました。
満開の時期は濃いピンクの虎尾桜ですが、徐々に薄くなり、そして散り始めるということです。
人の優しさによって復活した桜は、恩返しをするかのように、訪れた人たちを喜ばせています。
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