2008年4月9日 19時30分更新
阿寒湖温泉の診療所で、常勤の医師による診療が9日から再開し、1年ぶりに、平日の毎日、診療を受けることが可能になりました。
道立阿寒湖畔診療所には、京都の大学病院に勤務していた、内科医の福井和佳子医師(48歳)が常勤の医師として着任し、9日から診療を始めました。診療所には午前9時の診療開始を前に、お年寄りを中心に地元の患者が訪れました。患者たちは「身近に、お医者さんにいてもらえて安心です」とか「少しでも長くいてもらいたいです」などと話していました。この診療所では、去年4月から常勤の医師が不在となり、診療日は、道や釧路市から医師が派遣される平日の3日間だけという状態が続いていましたが、福井医師の着任により、診療日は、1年振りに平日の5日間に拡大しました。常勤医師の確保に向けて活動してきた、地元の関係者は「観光業の発展のためにも、福井医師を全面的に支援していきたい」と話しています。