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【経済】

米空港の新着陸方式に参加 日航、燃料費削減で

2008年4月9日 18時15分

 日本航空は9日、着陸時刻をより正確に把握することで、空港上空での待機時間を短縮する着陸方式の定着を目指している米サンフランシスコ国際空港の取り組みに10日から参加することを明らかにした。

 二酸化炭素(CO2)の排出量や燃料費を削減することが目的で、米国以外の航空会社の参加は日航が2社目となる。

 日航は、新方式のコスト削減効果や安全性に関するデータと、国内の主要空港での上空待機の現状を国土交通省に報告。航空機メーカーなどと連携し、新着陸方式を国内でも導入するように提案していく考えだ。

 混雑する空港の場合、航空機は通常、管制塔から着陸許可が出るまで5分から10数分間、上空を旋回しながら待機する。サンフランシスコ空港では到着の約1時間半前に管制センターから各航空機に着陸予定時刻に応じた飛行経路などを通知。航空機は燃費面で最適な高度、速度を調整する。

(共同)
 

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