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日銀人事:民主は3人が「造反」…副総裁人事案の参院採決

 参院本会議で9日行われた前財務省財務官、渡辺博史氏の日銀副総裁起用案の採決で、同意と不同意の差はわずか6票だった。民主党会派から3人が党方針に造反して賛成に回った上に5人が欠席・棄権した。3月12日の武藤敏郎総裁案の採決時には23票差で不同意、同19日の田波耕治総裁案は13票差の不同意だった。差が縮まってきたことになる。

 これまでの参院本会議採決で造反が出たのは、田波総裁案の採決時の1人だけだった。渡辺副総裁案には、党内で容認論が大勢だったが、小沢一郎代表が「不同意」で押し切ったことへの不満が背景にある。

 造反は渡辺秀央、大江康弘、藤原正司の3氏。犬塚直史、風間直樹の2氏は本会議に出席して棄権した。桜井充、木俣佳丈、森田高の3氏は欠席した。民主党と統一会派を組む国民新党の4人は、方針通り渡辺副総裁案に同意した。

 衆院本会議は起立採決で行なわれ、造反はなかった。【田中成之】

◇参院本会議での日銀副総裁人事案への野党の造反・棄権・欠席状況(敬称略)

 民主党  渡辺秀央  造反(同意)

      大江康弘  造反(同意)

      藤原正司  造反(同意)

      犬塚直史  棄権

      風間直樹  棄権

      木俣佳丈  欠席

      桜井 充  欠席

 新緑風会 森田 高  欠席

 国民新党 所属4人  同意

毎日新聞 2008年4月9日 11時34分(最終更新 4月9日 13時21分)

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