県は10日、妊娠に関する相談に乗る「妊娠なんでも110番」を開設する。妊婦への的確な情報・サポートの提供が目的。昨年の橿原市の妊婦死産問題で要因の一つとされた、妊娠してもかかりつけ医を持たない「未受診妊婦」の解消も目指す。
相談には、日本助産師会県支部の助産師が対応。「妊娠かもしれない」など体調についての相談の他、望まない妊娠に至った人の悩みや、経済的な不安にも応じる。県が所得の低い世帯向けに開始した妊娠判定の公費負担制度や、各市町村の妊婦健診負担制度も紹介する。
相談電話(0744・21・2422、橿原市の日本助産師会県支部内)。月~金曜は午前10時~午後4時、土曜は午後1時~8時。日曜、祝日、年末年始は休み。【中村敦茂】
毎日新聞 2008年4月9日 地方版