ロムカートリッジにこだわり続けた任天堂が世に送り出した、任天堂初の光ディスク採用ゲーム機GameCubeエミュレータです。ゲーム
ディスクが松下電器産業の著作権保護技術を採用した8cm光ディスク(約1.5GB)であったためゲームイメージの吸い出しが困難とされていましたが、ブロード
バンドルーターを利用した吸い出し方法が確立してからエミュレータ開発が活発化しました。この「Dolphin」はGCエミュの中でも高いエミュレーション精度
を誇っています。動作速度は非常に重くゲームが「遊べる」レベルではありませんが、GCエミュの筆頭格として今後も開発の動きやリリースに「要注目」の
エミュレータと言えるでしょう。 初回起動時は設定ウィザードが表示されますが、ここではメニューの「Options」→「Settings」からの設定項目について解説します。 最初の「General」は、ゲームイメージバナーの背景色やダブルクリックによる起動有無などの設定を行うことが出来ます。 続いて、GCのイメージファイルとなる「gcmファイル」のパスを登録します。拡張子が「iso」のままではメニュー画面にゲームイメージ バナーが表示されないので、イメージファイルの拡張子を「iso」から「gcm」に書き換えてください(単独の読み込みであれば「iso」のままでも大丈夫です)。 なお、GCイメージファイルを吸い出す場合は基本的に「全て」吸い出されるので、実際のゲーム容量に関わらず約1.4GBになります。次の「Plugins」メニュー については、下のセッティングの項目で解説します。 次に各種設定を行うPluginsメニューを解説します。現在4項目が用意されていますが、上から3番目の「DVDドライブ」の設定メニューは まだ用意されていないため、実際に設定が可能なメニューは3項目となります。このDolphinもPluginメニューを取り入れているため、今後は各Pluginによって 動作精度や互換性などを変えることが出来そうです。 □Graphicsプラグイン (グラフィック設定) □DSP-Audioプラグイン (サウンド設定) □DVDプラグイン (ドライブ設定) □PAD Inputプラグイン (コントローラー設定) gcmイメージファイルのパスが設定されていれば、それぞれのゲームイメージバナー画像が表示されます。起動する際は各バナー画像を ダブルクリック、もしくは右クリックから「Play」となります。 私が起動確認を行ったタイトルのスクリーンショットを掲載します。エミュレーション精度の向上は感じられますが、動作はまだまだ重いです。 よほどハイスペックなマシンを用いても遊べるレベルは期待出来ないと思います。 |
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