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日銀人事:民主・山岡氏、人事案提示前に副総裁候補に電話

 参院議院運営委員会で8日、政府が日銀副総裁候補として提示した渡辺博史・一橋大大学院教授(58)らに対する質疑が行われ、自民党の西田昌司氏が民主党幹部が人事案提示前に渡辺氏に対して副総裁起用に反対する方針を伝えていたと指摘した。民主党側は同日、この幹部が山岡賢次国対委員長であることを認めた。

 西田氏は「民主党幹部が『あなたの人事に反対なので伝えておく』と電話したという話がある」と事実関係をただした。渡辺氏は「答えを差し控える」と繰り返したが、西田氏は「事実なら人事への政治介入で重大問題だ」と手厳しく批判した。自民党幹部によると、留守番電話に山岡氏の伝言内容が録音されているという。

 この問題について、自民党の大島理森国対委員長は同日、山岡氏の国会への参考人招致について「事実とすれば考えなければならない」と記者団に語った。山岡氏は渡辺副総裁案に「財務省出身者の天下り」と反対しており、身内の民主党内でも問題視する発言が出ている。山岡氏は電話について「所信聴取前に傷つかないように思いやって言っただけ」と周辺に説明しているという。【犬飼直幸】

毎日新聞 2008年4月8日 23時03分

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