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IT技術情報>技術系一般知識>JMeter(高機能/フリーなテストツール)第01回:JMeterの基本
【連載 】JMeter(高機能/フリーなテストツール)

JMeterの基本

 
 

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2.定期的なテストの重要性

アプリケーション開発において、その品質を高めることは必須のタスクです。アプリケーションの品質を高める為には、そこに関わるあらゆる要因の洗い出し、テストを行う必要があります。 データの整合性を保障するのであれば、正しい設計/ドキュメントの作成、コーディング作業といった、その開発に関わるプロジェクトの内部要因を徹底的に管理する必要があります。

WEBアプリケーションなどの不特定多数のユーザが利用するアプリケーションであれば、データの整合性はもちろん、レスポンスタイムも品質評価に関わる大きな要因です。「8秒ルール」といった言葉が使われていたように、特定の時間内にレスポンスを返さないとユーザがそのサイトを訪れることを倦厭してしまうこともあります。また、多数のリクエストが集中した場合、サーバがダウンしてしまうこともあります。

サイトを訪れるユーザ数の増減、アクセスが集中する時間帯などの外部要因を確実に見積ることはほぼ不可能です。不特定多数のユーザが利用するアプリケーションの開発・運用を考える場合、これらの外部要因に対するバッファを設け、期間毎にそれらのバッファが十分であるかを検証、評価する必要があります。CPU、メモリ、ディスク容量、DBコネクション数などに十分な余裕があるか、特定のページのレスポンスだけが遅い場合には、ロジックを改良する余地があるかどうかなどです。

また、ユーザのニーズの変化に応える為に機能の追加/変更を行った場合でも、その品質を下げることはできません。1000の画面を持つWEBアプリケーションの機能を変更した場合、その全てのページに対するテストが必要になります。ここでテストを十分に行わないと、善意のあるユーザから報告を受けるまでエラーが表示されたままになってしまいます。

ここで紹介するJMeterを使えば、WEBアプリケーションに限らず、データベース、FTP、WEBサービスなどの様々な範囲に渡るパフォーマンス検証を非常に簡単に行うことができます。また、パフォーマンスだけでなく、エラー発生の有無、期待したデータがレスポンスに含まれているか、ハッシュ値を利用したWEBページの改竄確認なども非常に簡単に行うことが可能です。

もちろん、JMeterなどのテストツールを利用せずに、手作業でこれらの作業を行うことも可能ですが、上記の通り、通常、これらのテストは繰り返し行う必要がありますので、かなりのコストになります。JMeterはGUIを通してテスト計画の作成、保存、変更が簡単に行えますので、状況に応じて即座にテスト計画を変更することも可能です。


3.JMeterのインストール

JMeterのインストールは非常に簡単です。ファイルをダウンロードし、適当なディレクトリに配置するだけです。

3_1.JMeterのダウンロード

Jakarataサイトの以下ページより最新のJMeterをダウンロードしてください。
  ・http://jakarta.apache.org/site/binindex.cgi#jmeter_binaries

当稿執筆時の最新版は JMeter2.0.1なので、ここでは2.0.1 zipをダウンロードします。

3_2.JMeterのインストール

ダウンロードしたファイルを解凍し、適当なディレクトリに配置してください。
当稿では、c:\usr\local以下に配置しました。


また、JMeterの起動にはJava2実行環境が必要になります。JAVA実行環境がインストールされていない場合、SDKもしくはJREをインストール後、環境変数PATHにjavaコマンド配置ディレクトリをセットしてください。


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4.JMeterの起動

JMeterを解凍してできたディレクトリ jakarta-jmeter-2.0.1 以下にあるディレクトリbinの中にあるJMeter起動ファイル jmeter.bat をダブルクリックしてください。

正しく起動されていれば、以下の通りの画面が表示されます。


JMeterの起動手順は以上です。


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【 目次 】
1.JMeter(高機能/無料のテストツール)とは
2.定期的なテストの重要性
3.JMeterのインストール
4.JMeterの起動
5.JMeter基本操作(簡単なテストの実行)
5_1.テスト対象の確認
5_2.テスト計画の作成
5_2_1.ThreadGroup(スレッドグループ)の作成
5_2_2.Sampler(サンプラー)の作成
5_2_3.Listener(リスナー)の作成
5_2_4.テスト計画の保存
5_3.テストの実行
5_4.テスト実行結果の確認


6.Assertion(アサーション)の利用
6_1.ResponseCode(HTTPステータスコード)のアサーション
6_2.レスポンスのテキスト文字列のアサーション
6_3.レスポンスタイムのアサーション(アサーションの持続)
6_4.MD5ハッシュ値によるアサーション
6_5.その他のアサーション
7.次回予告
【 関連記事 】
【連載】JMeter(高機能/フリーなテストツール)
第1回:JMeterの基本
第2回:複雑なシナリオへの対応
第3回:JMeterを活用する

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