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「地域医療の危機的状況の打破を」 県立医大で入学式
和歌山県立医科大(和歌山市紀三井寺)の入学式が8日行われ、今年度から定員が25人増えた医学部の85人と保健看護学部の86人、新設された助産学専攻科の1期生となる10人、大学院生60人が新たなスタートを切った。
式では南條輝志男学長が、今年の医師国家試験の合格率(98%)が全国の80大学中6位、国公立51大学では3位で、看護師国家試験の合格率も2年連続100%だったことを紹介し、「全国から熱い視線を集めている本学に入学できたことに自信と誇りを持ってほしい」と激励。「地域医療の危機的状況の打破を目指して医療の道を選んだはず。この認識を持ち続けていただきたい」と強調した。
医学部新入生で大阪府出身の古家美昭さん(20)は「小さいころ、病気で苦しんでいたのを助けてもらったことが医師を目指したきっかけです。この大学で学ぶのだから、将来は和歌山で働きたい」と話していた。