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04/08-13:06--岡山市内の法人タクシー　運賃値上げ「こう着」　待遇改善なおざり？　据え置き組「大手の動向次第」　値上げ組「客単価上昇で正解」

　岡山県内の７割の事業者が値上げ申請したのを受け、昨年１１月に中国運輸局が公示した法人タクシーの運賃改定が進んでいない。３月に入り中堅事業者の多くが改めて値上げに踏み切ったが、「据え置き組」との運賃格差の影響を懸念し、まだ多くの事業者が�爐笋参翹��瓩鯊海韻討い襦� 　燃料高騰や乗務員の待遇改善のため、県内１１３社２６６５台が昨年５月までに値上げを申請。県内法人の７６％の車両が１２月から初乗り運賃を５０円値上げするはずだったが、岡山地区を含む約１６６０台が一斉に申請を取り下げた。 　再度申請する形で値上げした事業者を含め、同地区の法人タクシー３６社のうち４月７日までに値上げしたのは計１６社４５６台。同地区の個人タクシーは８８・５％が値上げ済みだが、法人に限ると２５・８％にとどまっている。 　３月から値上げした東和タクシー（岡山市東古松２丁目）は「客単価は前月に比べ上昇した。固定客も値上げにはそう敏感でなく、トラブルも発生していない」と、手応えを口にする。 　同地区一斉撤回のあおりを受け対応が二分した倉敷地区の倉敷タクシー（倉敷市二日市）は「値上げして正解だった」と振り返る。昨秋から夜の繁華街のにぎわいが鈍り、夜間の売り上げが減少したが、値上げでカバーしている状態という。 　一方、再値上げに踏み切れない事業者の胸の内は複雑で、市内南部のある中堅事業者は「近隣の据え置き組に食われる」「大手が上げればことは早い」と�狠欧�節�瓩癲� 　値上げを撤回した県下最大勢力の両備タクシーグループ４社は「同一地域同一運賃を保ちたい気持ちは変わらない。タイミングを慎重に見極める必要がある」と説明。 　「据え置き組」で両備Ｇと同規模の車両を保有する八晃グループ３社は「値上げはグループ上層部が決めることで、どうなるか分からない」と強調する。 　両グループの様子をうかがう大手の平和タクシー（同市表町３丁目）は「乗務員の収入も減っており、値上げしたい気持ちもある。だが、これだけ飽和状態の市場下では値上げできない」と駆け引きに気をもむ。 　この事態について、藤原弘登岡山運輸支局長は「上げるかどうかは経営判断だが、今回は従業員の待遇改善が目的のはず。据え置く事業者はその点に関して全社を挙げて取り組んでほしい」と話している。

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