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覚せい剤使用:九州誠道会会長を潜伏の茨城で逮捕 警視庁

 覚せい剤を使用したとして警視庁組織犯罪対策4課は8日、指定暴力団九州誠道会会長で韓国籍の朴植晩容疑者(55)を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕した。3月全国に指名手配されていたが、潜伏先の茨城県常総市のアパートに配下の組員といるところを発見された。

 調べでは、朴容疑者は3月上旬から中旬にかけ、東京都墨田区のホテルや福岡県内などで覚せい剤を使用した疑い。容疑を認めているという。

 九州誠道会は、福岡県大牟田市に本部があり、構成員は約350人。06年7月、指定暴力団「道仁会」(久留米市)の会長人事などを巡り離脱した、傘下最大組織だった村上一家などによって結成された。

 九州誠道会と道仁会の一連の抗争事件では、07年8月に道仁会会長が射殺されるなど計6人が殺害された。また同年11月には、佐賀県武雄市の病院で入院患者が誠道会組関係者と間違われて射殺される事件が起きている。九州誠道会は08年2月、暴力団対策法に基づき指定暴力団に指定された。

毎日新聞 2008年4月8日 22時17分(最終更新 4月8日 22時43分)

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