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食の安全性、敏感なのは中国 日米中韓の高校生意識調査

2008年04月08日

 日本青少年研究所(東京)は8日、日米中韓の4カ国の高校生に消費活動について聞いた意識調査の結果を発表した。日本の高校生は、ファッションへの興味が高い一方、自分を「かっこいい」と思う率は最低だった。食品の安全性を最も心配していたのは中国の高校生だった。

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 調査は07年10〜11月に各国1千〜1500人を対象に行われた。

 流行について「広告に影響される方だ」という答えは韓国46%、米中30%台に対し、日本は57%。「最新流行のファッションを一度はしてみたい」も日本が59%で最多だったが、「自分はかっこいい方だと思う」は最少の13%。「自分に自信がない日本の高校生」の傾向が表れた。

 食品の安全性をめぐる質問では、中国が「買う時に心配したことがある」で74%、「チェックして買う方だ」では78%と最も高かった。また、「海賊版の本を買ったことがある」は中国が37%で、日米韓は1ケタだった。

 金銭への意識では、「お金で権力が買える」と答えたのは日米中が約3割に対し、韓国は54%。「成功の人生は大金持ちになることだ」「お金があれば思う存分人生を楽しめる」などの質問でも肯定的な答えは韓国が最多だった。

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