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誠道会会長の覚せい剤使用容疑:会長指名手配で本部捜索

 同じ指定暴力団の道仁会と対立抗争中の九州誠道会の会長、朴植晩容疑者(55)が、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で全国に指名手配された事件で、警視庁と福岡県警は21日、同県大牟田市上官町の九州誠道会本部事務所など5カ所を、同法違反容疑で家宅捜索した。

 調べでは今月中旬、東京都内のホテルから「宿泊客の様子がおかしい」と通報があり、警視庁本所署員が朴容疑者から尿の任意提出を受けた。翌日、覚せい剤が検出されたが、朴容疑者は行方が分からなくなっていた。

 朴容疑者は既に会長職を退いたとの情報もあり、福岡県警などが確認を進めている。

 この日、本部事務所では捜査員約20人が午後2時半から約1時間捜索したが、押収品はなかった模様だ。

毎日新聞 2008年3月22日 西部朝刊

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