警視庁組織犯罪対策4課は8日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で全国に指名手配していた指定暴力団九州誠道会の会長朴植晩容疑者(55)を逮捕した。
調べでは、朴容疑者は3月、福岡県か東京都内などで覚せい剤を使用した疑い。
警視庁は3月、覚せい剤使用の疑いがあるとして朴容疑者を調べたが尿が少ないため簡易鑑定ができず、いったん帰した。本鑑定で覚せい剤成分を検出した時には行方不明になっていたという。
朴容疑者の九州誠道会は、福岡県内で対立する指定暴力団道仁会と激しく抗争。昨年11月には佐賀県武雄市の病院で組員と間違われた入院患者が射殺される事件も起きている。