働きやすい職場環境をつくることが看護師確保に欠かせないとして、医療現場などで活躍する看護師たちの姿を描いた日本看護協会のテレビ番組「ナース smile」が、毎週日曜日に放映されている。看護職のワーク・ライフ・バランスや新人看護師の早期離職の防止、在宅分野で働く訪問看護師などをテーマに、複数の病院や施設を取材。医療と介護の最前線で生き生きと働く看護師を紹介するドキュメンタリー風の番組となっている。
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看護師が「辞めない」病院を公開 「子育てと仕事との両立」をテーマにした回では、脳外科の病棟に勤務する24歳の看護師Nさんを紹介。Nさんは昨年7月に長女を出産し、今年1月に職場復帰した。現在、勤務先の病院が運営する託児施設に長女を預けて働いており、「患者さんが元気になっていく姿を見たり、家族からの感謝の言葉を聞いたりすると、うれしくて自分の励みになる」と、仕事と育児とを両立させているNさんの生き生きとした様子を伝える。
また、別の回では、OLから転身し、外科病棟に勤めている27歳のSさんをクローズアップする。Sさんは高校卒業後、事務用品の販売会社に就職。在職中に結婚して出産したものの、職場復帰できるか不安になっていたという。そのころ、看護師をしていた友人の母親から話を聞いて転職を決意。会社を退職し、看護学校に通った。看護師になった今では、「OL時代よりも楽しくてやりがいがあり、自分を生かせる仕事に就けたことに満足している」というSさんの姿を紹介する。
「ナース smile」について、日看協では「看護師の仕事や生活の様子を放映することで、看護の魅力、やりがいを多くの人に知ってもらうと同時に、専門職として働き続けられる職業であることを伝えていきたい」と話している。
関東の1都6県を対象に、今年9月までの毎週日曜日午前11時40−45分にTBSテレビ系で放映される。ナレーションはサッカー解説者の北澤豪さん。
更新:2008/04/08 20:34 キャリアブレイン
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08/01/25配信
高次脳機能障害に向き合う 医師・ノンフィクションライター山田規畝子
医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。