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北京五輪:米も開会式欠席を クリントン氏、大統領に求める

 【ワシントン及川正也】米大統領選で民主党指名を争うヒラリー・クリントン上院議員は7日、ブッシュ大統領に対し、8月の北京五輪開会式を欠席するよう求める声明を発表した。チベット暴動やスーダン・ダルフール問題での中国政府の対応を理由に挙げ、「ブッシュ大統領は中国での人権問題を軽視している」と批判した。

 大統領の開会式出席問題ではチベット暴動後、ペロシ下院議長(民主党)が再考を求めたほか、共和党下院議員らが欠席を求める決議案を提出。また超党派議員が欠席を促す書簡を大統領に送るなど圧力を強めている。

 ホワイトハウスはブッシュ大統領の出席方針に変わりはないと繰り返しているが、クリントン氏はチベット暴動を受け「中国政府の対応に大きな変化がない限り、北京五輪の開会式に出席すべきではない」と明言した。

 一方、ライバルのオバマ上院議員は2日、CBSテレビで、チベット問題などに懸念を示す一方、「世界が一つになる機会の五輪を政治的抗議の場にすることには抵抗がある」と述べ、慎重な姿勢を示している。

 北京五輪をめぐっては聖火リレーへの妨害・抗議行動がロンドンやパリなど各地で続発、混乱が続いている。

毎日新聞 2008年4月8日 東京夕刊

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