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タイトル:海外の金利について調べる

最終更新日:2008-02-08


読み:かいがいのきんりについてしらべる
分類:経済・産業


本文:
    【 】内は当館請求記号です。
 
 日本の金利の動向を読む上で、アメリカを始めとする海外の金利の動きを追うことはもはや欠かせないことであり、海外市場でついたドル金利などは日本の金利に影響するようになってきています。
 概して、世界的に景気が好調な時は金利は上昇しやすく、海外と日本の金利差は拡大しやすいと言われており、2007年の半ばまではそのような状況でした。しかし、アメリカで起きたサブプライムローン問題からアメリカ経済への懸念が高まり、円高・ドル安となり、世界同時株安という事態に陥りました。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)は、2008年1月22日に、アメリカにおける最重要政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を0.75%ポイント緊急利下げし、年3.5%とすることを決定しました。FFレートの引き下げは4年3ヶ月ぶりの金融緩和に転じた2007年9月から連続して4回目となりますが、1回で0.75%ポイントの大幅利下げを決断したのは、FF金利変更が金融政策運営の主流となった1990年代以降、初めてのことのようです。
 なお、これを受けてカナダ中央銀行は同日、政策金利を0.25%ポイント引き下げて4%にしましたが、日本銀行および欧州中央銀行(ECB)は利下げに慎重な姿勢を見せています。
 
1.主要な金利
(アメリカ)
・米FFレート:米フェデラルファンドレートのことです。FF(Federal Funds)とは、中央銀行への準備預金のことで、日本のコールレートに相当します。金融機関が互いに短期の資金を貸借するに際して付く金利で、アメリカの政策金利中最も重要です。
・米国10年国債利回り:米国で発行されている財務省中期証券(国債)の流通市場での売買利回りを示します。日本の新発10年国債利回りに匹敵する重要度を持っています。

(ヨーロッパ)
・ユーロ圏(ECB)金利:ユーロ市場で行われるユーロ資金取引に付される金利を指しますが、通常はユーロ預金金利を言います。ユーロ資金は各国通貨当局の統制外におかれるものの、その資金取引は国内通貨取引と金利裁定が働くことから国内金利に連動してきます。
・LIBOR(London Inter -Bank Offered Rate):ライボーと読まれます。ユーロ市場の中核をなすロンドン銀行間資金取引のうち、銀行が資金を放出する金利のことを言います。英国銀行協会(BBA)がロンドン時間午前11時に主要行のレートを集計して公表しており、国際金融取引の基準として利用されることが多いものです。
・英国10年国債利回り:イギリスで発行されている国債の流通市場での売買利回りで、イギリスで中枢的な位置を占める長期金利です。

2.海外の金利について参考となる資料およびサイト
●『日経金融新聞』(日本経済新聞社 日刊 【Z81-205】)
 金融に関する最新の情報を入手することが出来る日刊紙です。海外金利欄に、米国金利(FF)、欧州金利(BBA LIBOR)、海外国債(米国、英国、独連邦)利回りが掲載されています。

●『日経金融年報』(日本経済新聞社 年2回刊 【Z41-4】)
 「主要国の金利」では、日、米、英、独、仏、伊、スイスの過去20年分の公定歩合のほか、米国の過去25年分のFFレート、財務省証券流通利回り、譲渡性預金レート、長期国債利回り、プライムレート、英国の過去25年分の英蘭銀行市場介入金利、コールレート(翌日物)、大蔵省証券入札レート、20年国債利回り、社債利回りが掲載されています。

●『金融経済統計月報』(日本銀行統計調査局 月刊 【Z71-N863】)
 「市場金利等(2)」に1999年以降のLIBOR、「海外主要経済指標」に、過去20年分の米、ユーロエリア、イギリス、カナダ、韓国、台湾の政策金利、米、ユーロエリア、イギリス、カナダの市場金利等が掲載されています。最新1年分については月ごとの金利がわかります。

●『海外経済データ』(内閣府 月刊 【Z3-812】)
 最新2年分の月ごとの各国(米、カナダ、ユーロ圏、英、中、韓、台湾、タイ、マレーシア、フィリピン、オーストラリア)の政策金利が掲載されています。また、「各国・地域の指標」では、米、英、独、ユーロ圏、インドの市場金利、ロシアの公定歩合等が掲載されています。

●『週刊東洋経済』(東洋経済新報社 月刊 【Z3-38】)
 「マーケット」の欄に金利(日次)の項目があり、米国短期金利(プライム、FF、財務省証券流通利回(TB)、譲渡性預金平均金利(CD))、米国債、英国短期金利(LIBOR)、英国債、独連邦債等が掲載されています。また、過去数年分の日、米、ユーロ圏(ECB)、英国の政策金利のデータがあります。更に、重複するデータもありますが、「海外データ」には、各国の各種金利が掲載されており、過去8年分の米国の各種金利(FF、プライム、コマーシャルペーパー(CP)、TB、長期国債、社債ムーディーズ、住宅抵当金利)、ユーロ圏の長期金利10年債平均利回り、英10年国債利回り、中国の中央銀行貸出金利、韓国の市中銀行一般貸出金利、豪10年物国債利回り、インドTB91日物金利等が掲載されています。

●"International Financial Statistics"(International Monetary Fund 月刊 【Z51-G37】)
 約200カ国分の各種金利が掲載されており、8年分のデータ及び最新1年分の月ごとのデータを見ることができます。1年分を取りまとめた年刊資料("International Financial Statistics Yearbook"【Z61-A112】)もあり、こちらには10年分のデータが掲載されています。

三菱東京UFJ銀行−経済産業レポートとマーケット情報−Weekly Market Report
 三菱東京UFJ銀行が週に1回発行しているマーケットレポートで、外国市場レポートも掲載しています。マーケットデータでは、米国FFレート、米国国債等の金利が最新数日分掲載されています。また、欧米金利に関する予測もレポートにまとめられています。

外為どっとコム−主要各国政策金利表
 日、米、英、カナダ、ユーロ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、香港、南アの政策金利を知ることができます。

Bloomberg
 BloombergのHPです。北・中南米マーケットデータでは、米国10年国債、米国FFレート、カナダ10年国債、欧州マーケットデータでは、英国10年国債、ドイツ10年国債、欧州中央銀行貸出金利、イギリス国立銀行貸出金利、
アジアでは、オーストラリア10年国債、日本10年国債、日銀無担保コールO/N金利の最新データが掲載されています。

Federal Reserve Statistical Release−Selected Interest Rates−Historical Data
 アメリカの中央銀行制度の一機構であるFederal Reserve Banks(連邦準備銀行)のHP内にあります。アメリカの数十年分の各種金利(FF、プライム、CP、CD等)について、日ごと、週ごと、月ごと、年ごとのデータが掲載されています。

European Central Bank
 欧州中央銀行のHPです。 long-term interest rate 長期金利MFI金利(預金金利、貸出金利)等が掲載されています。欧州中央銀行はユーロ圏の中央銀行であり、ユーロ圏の金融政策を担っています。

Bank Rate-Bank of England
 イングランド銀行のHP内にあり、過去数十年分のイギリス政策金利や最低貸出金利が掲載されています。なお、イギリスの政策金利はイングランド銀行の金融政策委員会で決定されています。

British Banker’s Association
イギリス銀行協会のHPです。Historic BBA Repo Ratesでは、1999年から現在までの日ごとのレポ金利が掲載されており、Historic BBA LIBOR ratesでは、1986年から現在までの日ごとのLIBORが掲載されています。

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