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韓国好き集まり 韓国人と友達に

2008年04月07日

韓国との交流の輪を広げようと、市民グループ「長崎チングの会」が発足した。チングは韓国語で「友達」の意味。当面は月1回程度の交流会を開き、韓国について学ぶ。将来的にはボランティアガイドなどにも取り組みたいという。

 ◇「チングの会」発足/月1回交流

 呼びかけ人の長崎市建築住宅部長、御所健剛さん(56)は07年3月まで5年間、初代の市釜山事務所長を務めた。

 呼びかけのきっかけは、九州大に派遣されていた韓国人教授からかつて聞いた話だった。日本に知人がおらず、「友達は自販機だけ」だった。だが、韓国と交流活動をしている福岡市のグループを知り、交友関係が広がり、日本生活が一変したという。「人との出会いが人を癒やす」と感銘を受けた御所さんは「釜山ともだちの会」を結成し、韓国で交流を深めてきた。

 帰国後、長崎には韓国に関心のある人たちがいるものの、それぞれが別個に小さなグループを作っているだけということに気づき、「韓国人はふれあいを求めて長崎に来る。受け皿になる場をつくろう」と思い立った。韓国勤務の経験がある人や韓国語を学ぶ人らを中心に約20人が集まり、今年2月に会を発足させた。今月11日には、長崎に観光施設の調査に来る韓国の大学教授らと交流会を開く。

 釜山には、日本語を学ぶ学生らが日本人観光客をガイドするグループがある。御所さんは「長崎でも韓国人をガイドするボランティアのネットワークをつくれれば」と話す。会への問い合わせは、御所さん(kengosho@yahoo.co.jp)へ。

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