佐賀放送局

2008年4月7日 18時15分更新

鹿島市長に起工式出席要請


九州新幹線長崎ルートの着工が認可されたのを受けて佐賀県の古川知事は7日、建設反対の立場をやめた鹿島市の桑原市長のもとを訪れ今月28日に嬉野市で行われる起工式への出席を要請しました。

先月26日、九州新幹線長崎ルートの着工が認可されたのを受けて、佐賀県の古川知事は新幹線を生かした地域振興を呼びかけるため、7日から県内すべての市と町を訪問しています。
このうち、鹿島市役所では着工の認可を受けて建設反対の立場をやめた桑原允彦市長と会談しました。この中で古川知事は桑原市長に今月28日に嬉野市で行われる起工式への出席を要請しました。
その上で、古川知事は、「駅が出来る嬉野から一番近い観光地は鹿島だろうと思うし、新幹線が出来るからにはどうやって鹿島まで人を引っ張ってくるかも考えていきたい。
県としても出来るだけのことをやっていきたい」と話しました。
これに対し桑原市長は「今までのことは今までのこととして吹っ切らなければいけない部分もあるし、知事にもいろいろとお世話になると思う。
市民の気持ちも前を向いて変わってもらえるようやっていきたい」と話しました。
会談の後、桑原市長は、起工式に出席するかどうかについて「鹿島市としては出席するが私自身が出席するかどうかは今後、検討したい」と述べました。