2006年10月28日 21:31
06/10/X *日帰り出張*
何時も直前に決まる出張・・・正直きつい。
結局図面6点朝までかかって・・・。
あああ。
一時間だけの仮眠で出張に出かける。
気の持ちようであるのは確かなんだけど、
移動と、プレッシャーと緊張で疲れるのは疲れる。
慣れてるとは言え、仕事の軽い緊張はある。
普段ゆるゆるで暮らしてるからかもしれない(笑)
それが肩が凝るほどの緊張になるかどうかは
仕事の内容と、気の持ちようと言う所だろうか。
新幹線の中での時間をどう過ごすかみたいな。
週末だと、サラリーマンが多かったりするんだけど
今は季節の変わり目のせいか、法事っぽいご老人が多い。
サラリーマンばかりの車内も嫌なものだけど
(帰りはビールとつまみ臭い) ご老人ばかりなのも微妙。
以前、愛知万博の団体客とかぶった時は最悪だった。
こっちは仕事でぴりぴりしてただけに 少しイライラした。
五月蝿さと能天気なばか騒ぎ加減に。
そうそう、それとなんでだか、今回は車内に
外人さんが多い気もする。それはそれで謎だ。
天気はいまいちだけど、台風がくる前で良かったなーとは思う。
夏は夏で酷暑のところだし、冬は冬で雪で大変。
雪を眺められる方がいいけど。
そして、何時も買う好きなお弁当、“湖北のおはなし”
色々なものがちょこちょこと入っていて女性向け。
季節ごとにおこわの種類が違う。
例えば、黒豆、枝豆、栗御飯等々。
何時も行く前は大変だし、実際負担に思うのだが
行った後はやはり行って良かったと思う。
現地で、コストや歩留まりの問題から、
作り方やデザインを変更したり、
別のアイディアを急遽考えて提案出来る。
そして、その場で次の事が動き出す。
出張に行くと具体的に話しが進むことが多くて、
密度の濃い仕事を出来た気がする。
ほどよい疲れと充実感で在来線に乗る。
日が暮れていく。
新幹線じゃなくて、この在来線の一時間が、
何時も微妙に淋しくて人恋しい気分になる。
仕事オワタ・・・と誰かに言いたい(笑)
新幹線に乗るときに、夜御飯のお弁当をかう。
米沢牛弁当?まぁまぁ美味しかった。
御飯を食べて、爆睡。眠すぎる・・・。
やっぱりあんまり寝てないからさすがに疲れた。
荷物も重いし。
帰り、駄目もとで、友達を送った帰りに無くした傘を、
東京駅の心当たりある場所に行って聞いてみた。
そしたら・・・奥の倉庫から出してきてくれた!
よかったー☆
買ったばかりでお気に入りだったシビラの傘を
誰かに持ち帰られたりしてたかと思った。
無くしたと思ってた傘がみつかった。
良い兆し♪
2006年10月19日 13:30
06/10/X *ピンクのスカートの下*
遊びに来た友達を送って東京駅まで行く。
帰りに、今日限定でピンクにライトアップされる
東京タワーを見に行った。
雨の中、物好きだなーって思ったけど・・・。
赤羽橋に着いたところで、
雨脚は少し弱まっているなと思って
ふと、傘がない事に気がつく。
どこで無くしたのかさえも解らない。
電車の中でないことは確か。
目の前に現れた東京タワーは、
結構すごいマゼンダピンク(笑)
そして非現実的で、SFちっく。
雨の中で写真を撮る。
交差点から、坂道の途中から、真下から眺める位置から。
せっかくなので・・・と言うか列んで無かったので
展望台までは行ってみる。
外は雨にそれほどけぶる事はなく、
結構クリアに見渡せる。
お台場の観覧車も、レインボーブリッジも、綺麗に見えた。
ヘッドホンからは、丁度大好きなEGO-WRAPPIN’の
“TV jack”が流れ出す。
特別展望台のチケット売り場は凄く列んでいたので、
そちらの方は止めようと思った。
一人じゃなければ列んでいる時間も苦にはならないが、
周りはカップルばかりでただでさえ居心地悪い。
雨に濡れて少し寒かったので、展望台のカフェで
ミルクティーを飲んで一休み。
なんかやっぱり居心地悪いなー(笑)
雨も上がりかけ、空気が澄んでいるせいか
夜景が凄く綺麗だった。
そしてそれを見ていたら余計に淋しくなった。
忘れてた。
綺麗なものを一人で見ると悲しくなるんだった。
勢いで来てしまったけど。
一人でも綺麗なものを見て独り占めって気分には
いつもなれない。小さな時から。
一緒に『綺麗だね』って言い合える、
あるいは黙っていても
隣でそう感じている誰かと共有出来ると
やっと素直に心に入る。
小さいときは、なんで綺麗なものを見ると
悲しく胸が締め付けられる様になるのか
理由がわからなかったっけ。
綺麗なもの、留めておけない瞬間の美しさとか。
綺麗な夕焼けとか、綺麗な空とか、綺麗な月とか、
雲と空の色、光のバランスとか、
湖の湖面がキラキラと輝いて美しいのとか、
葉っぱが光を浴びて輝くのとか、
木漏れ日がとても綺麗な事とか、
雨の雫が蜘蛛の巣に沢山付いているのとか、
雨粒が窓硝子を綺麗に流れていくのとか、
夜露が溜まった葉っぱとか、
(小さい頃は妖精が飲むのだと信じてた(笑))
星空や遠くの灯りが宝石の様に輝く事とか
雪に覆われた木々とか、
枝に付いた雪が光を浴びて輝くのとか、
粉雪が舞って、反射した光が虹色に光るのとか・・・
この世はこんなに美しいもので溢れてるのにね。
綺麗なものを見て、悲しくなりたくなんてないね。
2006年10月15日 17:27
06/10/X *アーティストとデザイナー*
銀座のギャラリーで開かれた 友達の個展に行った。
彼女の個展があるおかげで、時々大学時代の同窓会が出来る。
彼女はテキスタイルの作家さんで、
ニューヨークと桐生に拠点を置いて活躍している、
業界では新鋭のアーティストだ。
絹を染めたり、加工したり、最終的には
小さい物はスカーフから、ストール、
バックやコサージュなどの小物、
そして洋服までもデザインする。
彼女の仕事の幅が段々拡がって行っているのが解る。
大学の時からしっかりと自分のスタイルと道を守り、
ストイックに生きていた彼女は昔からセンスも良かった。
人に対して、スタイルに対して、クール過ぎる様に感じ
時に相容れ無さを感じたりもしたが、
時折覗かせる素の彼女のピュアさはとても可愛らしく
愛すべきところがある。
個展はいつも、展示物を触ってオッケーになっていて、
即売をしている。
大抵作品を幾つか買って帰るのだが、殆どが一点物で
高価な上に、どれも魅力的なので迷ってしまう。
迷いに迷い、銘々が自分の好みのものを手にする。
私もバッグが欲しかったのだが、そこに展示してあったものと
違うのが欲しかったので、
『この生地で、この形のものはないの?』
と聞くと、奥から
『こんな感じ?』
と出してくる。
『あ、そう、まさしくそんなの。それがいい!』
と言うと、とても困った顔をして、出さなければ良かったという。
実はそれは彼女が今自分で使っているものらしいのだ。
『アトリエにはないの?あるいはまだ別に作るって予定は?
今回評判が良かったものや受注を受けて作ったりはしないの?』
と尋ねると、
『それはしないの。作りたいものだけその時のコレクションで作って
その時はそれで終わり』
そう言い切られた。
一瞬なんで?って思った。
お客様のニーズに応えるのが、売っていくためには必要なのではないか?
でも、その考え方自体、もう職種の違いなのだ。
その時、彼女はもうデザイナーではないなと、自分との立場の違いを
もの凄く思い知らされた。
アーティストとデザイナーの違いは良く論じてはいるのだが、
アーティストは、仕事の上で融通の利かない分からず屋を
揶揄する時に使う言葉でもある。
しかし、彼女は作家として、こうして独り立ちしている。
自分の信念を通して、
きちんと食べていけるほどには成功しているのだ。
普段、デザイナーとして仕事をしている自分は、
クライアントの要望、人の言葉から、望まれていることを察知し、
企画を作り、形にして表現してゆく事が仕事の基本だ。
デザイナーでも、作家としてやっていけている、
自分の個性だけで 仕事をとっていける人なんていうのは
ほんの一握りで、
商業ベースにのって仕事をしている大抵のデザイナーの仕事は
そうしたものだ。
そして、デザイナーの個性を何処まで出せるかと言うのも、
その人の力やセンスが関わって来る。
そんなわけで、アーティスト魂を見せられた事、
そして、同級生がそこまで頑張ってる事を、誇らしく思えた。
久しぶりに会った友達達も、変わらないところもあり、
又、それぞれに頑張っているところもあり、
そんなあれこれを一人で反芻しながら胸が温かくなり
今日の余韻に浸る。
今回地方か来る友達から おみやげにと
彼女お手製のイチジクのジャムと
とっても美しい、作家さんの手作りの蝋燭を頂く。
今日の帰りは別の友達と食事に行くことになったのだが、
その友達も何かプレゼントがあると言う。
そのプレゼントは
とっても嬉しい“I LOVE YOU”と言う言葉が
葉っぱに浮かび上がる 小さな缶詰の植物だった。
育てるのが楽しみ。
今日は買いものやプレゼントで大荷物で帰った。
沢山のプレゼント・・・
目に見える物も、そうでないものも
沢山沢山手にした。
みんな、ありがとー。
なんかちょっと幸せ♪
2006年09月25日 20:19
06/09/X *美味しい生活*
仕事の区切りがついた。
気分は週末モード。
今日は整体の予約をしてある。
躰の疲れを癒そう。
整体の帰りに、お気に入りのお花やさんをのぞく。
何度も枯らしてしまった事のあるミニチュアローズを
又しても懲りずに買う。
白くて中心が薄いピンクの儚げな薔薇だ。
今度こそ枯らさないようにがんばろう。安かったけど(笑)
その後、常飲してる紅茶のまとめ買いに行きつけの洋食材屋さんに寄る。
パスタソースや、ドライトマト、オリーブにアンチョビ・・・。
ザワークラウトも安売りしてたので、重いけど買う。
それと、アメリも映画の中で食べてた
ボンヌママンのシトラスタルトと、
ハリウッド女優も食べていると一時ふれこみのあった
ローファットのポテチ。(単に厚切りで美味しいんですけどね)
蜂蜜トーストも飽きてきたので、久しぶりにお気に入りのブランドの
ジャムでも買うかーと見てみる。(ボトルのデザインも可愛い!)
レピキュリアンのビターオレンジジャム(味は金柑みたいな感じ)
を買おうと思ったのだが、見あたらないのでお店のおねーさんに聞いてみた。
そうしたら、在庫がないと言うことで、
同ブランドの三種混合の(レモン、オレンジ、グレープフルーツ)
オレンジマーマレイドをすすめられる。
実は、それも気になっていたのだが、高すぎるので、却下って思ってた。
『ビターオレンジがお好きなら、同じように甘くないのでお奨めです』
うう。チェリージャム、薔薇のジャムも良いんだけど・・・
迷ったあげくに結局そのトロワシトロンを買うことにする。
ジャムはボンヌママンのだと甘すぎて好みではない。
一番小さいボトルのは気まぐれに買うこともあるけど。
ジャム一つで、朝のトーストが楽しくなる。
ちっさい幸せなら、沢山ある。
そして、こんなに食いしん坊なのに最近太らない。ラッキー♪
なので、好きな物は思い切り食べまくる事に・・・。
太らないというこの状況を楽しむってのもあり。
お仕事に区切りがついたりすると、
どうも普段の食いしん坊ぶりに拍車がかかり、
贅沢食材に散財しがち・・・。
でも、食べることって大切。
忙しいときは食事もいい加減になりがちではあるけど、
美味しいもの、好きなものは、生活に盛り込んでいたい。
いい加減に暮らすのではなく、
食べることも含め、日々の暮らしを楽しむと言うことも
デザイナーとしては大切な事と私は考えている。
だから、グルメってわけではないけど、
こだわりや、お気に入りのものが沢山ある。
美味しい物の事は考えると幸せだし。
それも日々の小さな幸せ☆
2006年09月07日 17:18
06/09/X *月例会議 & after*
今日は月例の会議に出席。
あらたにリニューアルするHPに
開発者ブログを乗せる旨を指示される。
なのでこうして早速書いてみることにする。
思い立ったが吉日(笑)
文章をだらだらと書くのは好きだ。
毎日日記を書いているし、書くことなら幾らでも探せる。
毎日書けと言われても苦にならないくらい。
ただ、それが独り言の範疇であることは否めない。
何を書いても良いと言われても、
個人的に関心がない人の独り言だとどうなんだろう?(笑)
ある、デザイナーの日常って感じですかね。
書くことは好きだけれど、好きなだけでプロではない。
読ませるもの、読んで楽しいものにしなければならないとなると
かなりのプレッシャーを感じる。
ネットに載せる日記は独り言で良いけれど、
物語を書くときは、ある程度、構成やエンターテイメント性を
考慮して練らなければならない。
と言うわけで、ここは物語でなく、
つぶやきエッセイみたいな感じで
出来れば気楽に書いて行きたいと思っています。
お付き合い頂けたら嬉しいです。
会議の帰り、飛び込みで友人から夕食のお誘いが入る。
社屋からわりと近くのエリアに住んでいるので、
MCビルに出向いた時は会うことが多い。
彼女との付き合いはもう長いが、
きっかけがネットのとある趣味のサイトという
かなり珍しい関係だ。
ネットのオフなどで会う人は、何度も逢う内に、
仲間が淘汰されていく感じ。
そして、本当に気の合う人達だけが残る。
そんな中でも彼女は濃い付き合いの人だ。
プライベートな問題も相談しあったりするほど。
働くシングルマザーとしての彼女も尊敬しているし、
企画者、ライターとしても、新鮮な視点は
話していて面白い。
今は育児中心ではあるが、それだけに留まらず、
常に広いアンテナを張っている彼女には頭が下がる。
彼女は食べることも大好きなので、
よくランチを一緒にしたりするのだが、
夕飯の時は、彼女のお姫様も一緒だ。
子供の持つパワー、子供の反応の面白さ。
子供でありながら、自分もその場で一人の人間として
おしゃべりに参加したがるところは、立派に女だ。
そして既に、彼女の娘さんとは、友達の子供という以上に、
個人的な友人としての感覚を持っている。
会議に出席すると、色々な刺激を受け、仕事への意欲が増す。
そして、その後、こうした時間を持てることも
私にとって明日への大きな活力であることは確かなのだ。
どちらも、とても大切な時間。