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【国際】聖火リレー、途中打ち切り チベット抗議で28人拘束2008年4月8日 01時17分
【パリ7日共同】北京五輪の聖火リレーが7日、パリで行われ、チベット暴動への中国当局の対応に抗議する市民が沿道に殺到。主催者側は混乱を回避するため少なくとも3回にわたって聖火トーチの炎を消し、トーチを伴走のバスの中に移動する緊急措置を取った上、最終的にリレーを途中で打ち切った。治安当局はリレーを妨害しようとした市民28人を拘束した。 30人以上が拘束されたロンドンでの6日の聖火リレーに続き、パリのリレーも大荒れとなった。フランス公共ラジオによると、主催者側は「技術的な理由」からトーチの炎を消したとする一方、3月にギリシャで行われた聖火採火式に由来する炎は消えずに残っていると強調した。 パリでは警官ら約3000人が厳戒態勢を敷いた。聖火の周りでは、警察の車両やオートバイ、ローラースケートをつけた警官らが何重にもなって警戒に当たった。 聖火はセーヌ川沿いにあるエッフェル塔を出発し、元五輪メダリストら80人の聖火ランナーが、凱旋門のあるエトワール広場やパリ市庁を含む約28キロのコースをリレーする予定だったが、約3分の2を進んだ時点で打ち切られ、聖火はバスで終着点に着いた。
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