昨年9月にイスラエルが行ったシリア空爆の詳細を、米国が今月中に公表する可能性があることが6日明らかになった。イスラエル紙のハーレツ(電子版)が伝えた。
米国メディアなどはこれまでに、イスラエルが空爆したのは北朝鮮の支援でシリアが建設していた核関連施設との見方を報じてきた。詳細公表がこれまでの報道を裏付けることになれば、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議にも影響を与えそうだ。
ハーレツ紙によると、米高官が議会公聴会で詳細を公表する可能性があるという。オルメルト首相の補佐官とハドリー米大統領補佐官らが先週ワシントンで会談した際、空爆情報のどの部分が公開可能かについて合意した。イスラエルの国防関係者は公表に反対しているという。(カイロ=安部健太郎)(13:16)