【北京=尾崎実】中国外務省の姜瑜副報道局長は7日、米下院に提出されたブッシュ大統領らの北京五輪開会式出席を禁じる法案について「矛先がダライ(・ラマ14世)集団でなく、中国政府と人民に向いている。善悪を逆さまにしており、どのような了見か計り知れない」と強く批判した。
姜副局長は米下院に対し「事実を尊重し、偏見を捨て、ダライ集団の真の姿を見分けた上で、政治家としての責任感を体現することを勧める」と主張。「中国人民の感情を傷つけ、中米関係に損害を与える」として、チベット情勢に絡む議案の審議などを中止するよう求めた。(07日 23:57)