韓国右翼諸君が、二言目には繰り返す「謝罪と補償」について、最近の例からさかのぼって見て行きましょう。
1.中華人民共和国
チベット、新疆ウイグル(東トルキスタン)、内モンゴルが代表的な例。
現在進行中の民族浄化(強制避妊、漢民族による政治・経済の専有化)、民族教育の非合法化(チョー セン人の言う、民族「性」の抹殺ですな)、虐殺、反抗者の投獄etcに対する謝罪・・・・NO
上記の行為に対する補償・・・・当然NO
政策の転換・・・・・・NO
2.ロシア
ソビエト時代に強制併合していた各共和国に対する謝罪・・・・NO
その間行なわれた圧政での被害に対する補償・・・・・NO
政策の転換・・・・NO (未だに独立した共和国群の多くと敵対。 プーチン政権になって逆に再併合への動きをみせている)
3.アメリカ合衆国
フィリピンを植民地とした時代、当然反抗する民族主義者たちを弾圧しているが、そのことに対する謝罪・・・・NO
その間の被害に対する補償・・・・NO (しかしフィリピンという国家に対する「独立祝賀金」は支出)
4.イギリス
世界植民帝国としてかつては全盛を誇った。 中国・東南アジア・インド・アフリカで過酷な支配を行なう。 殺した現地人の数ではピカイチ。
謝罪? とんでもない。 「我々が統治したおかげで香港は世界有数の都市になれたのではないか。 感謝されこそすれ謝罪するいわれはない。」最後の香港提督/1999年
補償・・・・NO ただし、いくつかの国には「独立祝賀金」を拠出。
5.フランス
アルジェリアやインドシナ(ベトナム)など独立戦争に負けて追い出される。
謝罪・・・・NO ただし平和条約締結でその後は友好関係を回復?
補償・・・・当然NO
現在・・・・旧植民地から生活の向上を求めて旧宗主国に人口が流れ込むのは、洋の東西を問わず一緒。 フランス本国に移民したアルジェリア系フランス人が差別されることが、現在の暴動多発の原因になっている。 同様の例は、ジャマイカ系イギリス人、在日チョーセン人、在米プエルトリコ人etc
6.ドイツ
第1次世界大戦に負けた時点で、全ての植民地を取り上げられた。
謝罪・・・・NO
補償・・・・NO
付け加えると、戦後ドイツの謝罪や補償は「ユダヤ人大虐殺政策」に関してであって、侵略戦争に関しては謝罪も補償もしていない。 また、ユダヤ人に対して個人補償はしているが、イスラエルへの国家補償はしていない。 これは事件当時にイスラエルが存在しなかった、という事情による。
7・オランダ
つい最近までインドネシアの一部を植民地として保持。 インドネシアの大部分からは独立解放戦争に負けて追い出された。
謝罪・・・・NO
補償・・・・NO
おそらく、韓国人が「日帝支配は史上稀に見る残虐で過酷なもの」などというとインドネシア人に笑われるだろう。 オランダ支配下ではインドネシア人は人間扱いされなかった。 英国植民地でも同様だが、近代に於いては世界最悪の支配だっただろう。 インドネシア人が旧日本軍を「解放軍」と見做した原因はここにある。
さて、首相が事ある毎に「遺憾の意」を表明し、現地資産を無条件で放棄したうえに国家補償金を捻出した日本は、ランクのどの辺に入るのでしょうか。