2008年04月04日

書店巡り(1)

 拙著の版元であるサンマーク出版の、高坏編集長が、
「来週の一日、お時間をいただけませんか? 二人で、都内の書店を巡りましょう」
 いただくもさしあげるもなにも、私の時間など、空気のようなものである。
 朝イチ、吉祥寺の、パルコの前で待ち合わせた。
「この地下のリブロを、ゴールにしましょう」と、編集長。
 スピリチュアルな方なので、これもひとつのまじないかと思った。
 ルーエ、弘栄堂、啓文堂……そこらを皮切りに、東京、有楽町、浜松町、恵比寿、渋谷、池袋……。
 数えると、15店舗を回った。
 編集長はタフなので、私には決して持たせてくれないパイロット版の書籍や、手作りのPOPの詰まったバッグを手に、さくさく歩く。
 昼食を摂ったのは、浜松町だったか。
 私は電車で、遠くの空席を見つけると、
「編集長、申し訳ありませんが、僕はあそこに座って、少し休みたいのです」
「ええ、どうぞ」
 肩を叩かれ、起きた。
 電車の座席で眠るなど、しかも本気で眠るなど、久しぶりのことだった。
posted by TAKAGISM at 20:20| Comment(1) | 仕事
この記事へのコメント
こんばんは

いよいよのご様子ですね。
名指揮者Zさんは無印グッズと高木先生の本を進呈しました。

Zさんにはとあるものにサインしていただきました。

ふふふ 高木先生もよろしくお願いします。


かなりハードスケジュールですね。
くれぐれも健康には注意してください。

看護師シッターごいっしょしましょうか?
高いですよ(笑
Posted by いちこにこ at 2008年04月07日 01:48
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