韓国のカルト教団「摂理」教祖・鄭明析被告がソウル地裁に初出廷 起訴事実を否認
韓国のカルト教団「摂理」の教祖で、女性信者へ暴行などをはたらき、韓国への移送後に逮捕・起訴された、鄭明析(チョン・ミョンソク)被告(63)が4日、ソウル地裁に初めて出廷し、起訴事実を否認した。
法廷で鄭被告は職業を問われ、「摂理の会長」と答えたあと、女性信者に暴行したことについて、「女性たちと会ったことはあるが、犯行はしていない」と起訴事実を否認した。
また、国際手配されながら逃亡していたことについては、「自分は逃げたのではなく、15カ国を回り、宗教活動を行っていた」と弁明し、中国公安当局に拘束されたときは、「韓国への移送後に拷問を受けるかもしれないと思い、逆さまにつられる練習や、絶食する練習、大量に水を飲む練習などをしていた」と述べた。
今後、鄭被告に暴行を受けた複数の被害者の尋問が行われるため、審理は長期化する見通し。
(04/04 20:21)