実務薬学系 臨床薬学
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教授:松山賢治 |
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准教授:吉山友二 |
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講座のテーマ:基礎薬学と臨床薬学の融合による医薬品適正使用に関する研究
概要:
臨床薬学講座の大学院学生は、薬物治療などの講義を半年間受けた後、約7ヶ月間病院研修を行います。研修では、カンファレンスや回診に参加しながら実際の症例を追います。その際カルテの見方、薬物療法、また患者さんやスタッフとのコミュニケーションの取り方など、机上ではできない経験をします。大学院2年次では4〜8週間のアメリカ病院研修を行います。薬物治療を学ぶと共に、今後、薬剤師の役割をどのように発展させていくか検討することができるでしょう。このような研修の中で薬物相互作用、適正使用等の様々な問題を見つけ出すことができます。本講座では、現場で起こる問題を取り上げ、基礎薬学と医療薬学を融合させながら研究を行っています。写真はドキソルビシン誘発心毒性の軽減という臨床テーマを心筋細胞も用いて、軽減する可能性を探索しているところです。JC-1染色で、ARB阻害薬の活性体RNH6270にその可能性を感じています。
Dox単独
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VC
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NAC
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Dox:ドキソルビシン |
VC:ビタミンC |
NAC:
N-アセチルシステイン |
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Eda
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PEP
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RNH6270
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Eda:エダラボン |
PEP:
ホスホエノールピルビン酸 |
RNH6270:
オルメサルタン活性体 |
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CL
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ドキソルビシン誘発心毒性下における薬物併用による心筋ミトコンドリア膜電位変化(JC-1染色の結果、オルメサルタンの活性体が、心毒性を緩和している) |
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