チベット暴動 チベット人権民主センター「中国に拘束されたチベット人は2,300人以上」
中国・チベットでの暴動問題で、チベット人権民主センターは、中国当局により拘束されたチベット人が、2,300人以上いると伝えた。
こうした中、北京オリンピックの聖火をめぐる抗議活動は、激しさを増している。
イギリス・ロンドンでは、ブラウン首相が出迎えた首相官邸前でも抗議活動が行われ、聖火は秘密裏に、次の候補地であるフランス・パリに移送される事態となった。
フランスの夕刊紙は、サルコジ大統領の北京オリンピック開会式出席について、ヤド外務人権相が、「ダライ・ラマとの対話再開」など、3つの条件があると発言したことを掲載した。
しかし直後に、「条件という言葉は使っていない」と、ヤド氏が報道を否定するなど、波紋が広がっている。
聖火リレーのコースにあるパリ市役所には、「パリは世界中の人権を守る」という横断幕が掲げられているが、これは暗に、中国政府の人権状態の改善を求めるもの。
聖火リレーは、日本時間7日午後7時半に、パリのエッフェル塔をスタートするが、ここでも激しい抗議活動が予想されている。
(04/07 17:07)