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2007年08月17日 09:48
実はメガネでお風呂入ってます・・
こんにちは。Oliveです。毎日とても暑いですね。
先週、夏休みで伊豆に海水浴に行ってきました。勿論、温泉も堪能。
今回は温泉にちなんで、メガネとお風呂をテーマにお届けしたいと
思います。
メーカーの人間である私が大きな声では言えませんが、実は、普段、
メガネを掛けたままお風呂に入ってます。小さな子供と一緒に入るの
で、とてもメガネなしでは危なくて入る気になれないからです。
とは言え、新品やよそいきのメガネで入る勇気はないので、古いメガ
ネをお風呂用にしています。
このお風呂用メガネ、旅先での初めての大浴場や、岩がゴツゴツして
いる露天風呂などでも大活躍!旅先ではコンタクトのまま入ることも
ありますが(それはそれでコンタクト部門の人に怒られたりして。)、
そうでないときはメガネ持参で入浴。だって、露天風呂で何も見えない
と悲しいし・・。
それより何より、よく見えなくて出先の風呂場で転んで思わぬ怪我で
もしたら、「恥ずかしい」を通り越して危険ですよね。
プラスチックレンズは高温(55℃以上)を嫌うので、お風呂での使用は
レンズとフレームが傷むリスクを避けられませんが、眼の悪い人にとっ
てみたら、風呂場での安全確保が最優先事項。そうは言っていられま
せん。
私のようにお風呂でメガネを掛けることのある方、できれば、履き古し
た靴を雨の日用におろすように、眼鏡を新調したときに前のメガネを
「お風呂用」にするとよいでしょう。心置きなく入浴できます。
以下、お風呂でのメガネの傷みを最小限に抑えるポイントをご紹介
します。
【水ヤケに注意】
メガネレンズには反射防止コートや傷がつきにくくなるコート膜がつい
ています。レンズの表面に水滴がついたまま放置すると、「水ヤケ」と
言って、レンズに水跡がシミのように残って取れなくなります。
お風呂を出たらすぐにメガネ拭きで拭きましょう。
【水やお湯の中に漬け置きにしない】
かくいう私は、レンズが曇ってくると湯船でジャブジャブとゆすいで
しまいますが(こんなこと書いてよいのだろうか。。)、漬け置きは
いけません。コート膜が弱くなってはがれやすくなります。
特にお湯は水分がしみ込みやすくなるのでお気をつけ下さい。
温泉や、入浴剤を入れた家庭のお風呂でジャブジャブしたときは、
必ず水洗いして成分を落としましょう。
【石鹸でレンズを洗わない】
お風呂のついでにレンズでも洗っとくか、はいけません。
石鹸やボディソープなど、アルカリ性や酸性の洗剤は使用しないで
下さい。コート膜が劣化し、はがれる原因となります。
どうしても使うならメガネ専用の洗剤か、中性洗剤をお使い下さい。
(それならお風呂の外でできますね。)
あ、中性洗剤だからと言って直接つけないで下さいね!
水で薄めて使用して下さい。
基本的に、日常的なお手入れは水洗いで十分です。
【サウナで掛けるのはやめましょう】
さすがにサウナはメガネへの負担が大きすぎます。
サウナでのご使用はおやめ下さい。
【入浴後:化粧品、整髪料、ヘアスプレーがついてしまったら】
すぐに水洗いしてよく落としてから、メガネ拭きでふき取って下さい。
そのままにしておくとコート膜がはがれたりレンズにシミ等が残ります。
ところで、温泉といえば硫黄。実は、硫黄と眼鏡レンズは深~い関係
があります。次回、その話をしようと思います。